2026年3月16日 (月)

FSQ-80FCへのK-ASTECオリジナルパーツの適合について-3

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FSQ-80FCは直焦点撮影時のピント位置がかなり後方になるので,移動撮影においてはカメラ類は鏡筒から取り外した方が安心でしょう。

その際に便利なのがテーパーリング運用です。M48などのネジ込み接続もできますが,暗い屋外での作業は脱落などのリスクが伴います。またテーパーリングはカメラを回転せずに着脱できるので,冷却した状態(パソコンに接続した状態)でウインドウガラスの結露点検が行えます。

写真は鏡筒側とカメラ側にTR74キャップを装着した状態です。素早い着脱とゴミの混入を防げます。

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FSQ-80FCへのK-ASTECオリジナルパーツの適合について-2

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写真はFSQ-80FCを以下の鏡筒バンドやプレート類で固定した例です。

  • 鏡筒バンド:TB-95AS
  • アリガタ:DP38/45-152
  • トッププレート:TTP40-82M

トッププレートにはキャリングハンドル,ASI Air,小型ガイドカメラを装着し,フードを引き出した状態です。この構成*では,写真の固定位置で前後バランスが取れるのでアリガタ長は152mmで十分でしょう。*ASI2400MC,フィルタードロワー,ZWO CAA,TR74-M48_BF57

 

以下はTR74システムで冷却カメラを接続した例です。FSQ-80FCの冷却カメラ接続はM48が標準(別売でM54接続リングあり)になっているので,TR74-M48_BF57で接続してます。(FSQ-80FCの接続部の太さの都合上,バックフォーカス55mmのTR74-M48_BF55やTR74-M54M_BF56.2は使えません)

TR74-M48_BF57ではバックフォーカスが57mmになるため,ドローチューブの繰り出しが2mm内側になりますが,直焦点撮影においては性能への影響はありません。この場合,以下写真のようにドローチューブは約5mm引き出した位置で合焦します。(フィルター未装着時,フィルター装着時は6mm程度)

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2026年3月14日 (土)

FSQ-80FCへのK-ASTECオリジナルパーツの適合について

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昨日発売された,FSQ-80FCへの当方のオリジナルパーツ適合を確認しています。写真は鏡筒保持にTB95AS,TTP40-82,DP38/45-152を,カメラ周りをTR74システムで構成した状態です。詳細は何度かに分けて紹介いたします。

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2026年3月 9日 (月)

FSQ-85ED(P)用のオプションパーツについて

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FSQ-85ED(P)用の新型EAF対応クラッチ付きEAFアダプターに続き,鏡筒バンド周りなどのオプションについても紹介します。先日発売されたFSQ-80FCへの適合に付いては後日実機確認後に改めて紹介します。

FSQ-85ED(P)用の鏡筒バンド周は以下の構成が可能です。いずれも鏡筒を裏返し,EAFを頂部に取り付けるスタイルです。上の写真はTTP60-117Mを組み合わせた3インチ構成の例で,TTP60-117Mの上面にキャリングハンドルを,両サイドにはASI Airとガイド鏡を搭載しています。

【3インチアリガタ運用の場合】

  • 鏡筒バンド:TB95N
  • アリガタ:DP75-187
  • トッププレート:TP60-117又はTTP60-117M

【ビクセン規格アリガタ運用の場合】

  • 鏡筒バンド:TB95N
  • アリガタ:DP45-187
  • トッププレート:TP60-117又はTTP60-117M

DP75(45)-187はFSQ-85ED(P)専用で開発しているため,鏡筒を裏返す事で生じるドローチューブクランプノブとアリガタ面の干渉は起きません。また,DS75(45)シリーズで運用の場合,抜け落ち防止が機能します。さらに,抜け落ち防止ネジはアリガタ底面から出っ張らないので鏡筒をテーブルに置いた際ガタつきません。

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2025年度の公共天文台のリプレース工事について

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ここ数年,年度末のこの時期は公共天文台のリプレース工事が集中します。昨年末から平行して3件の工事を行っておりますが,1件の工事で事前調査,改造機器の持ち帰り,設置を行うため3回の出張を要します。

今月末の完了まで出張に伴う不在期間が多くメールの回答など遅れる場合もございますがよろしくお願いいたします。

 

上の写真は,今週設置する50cm反射赤道儀用のピラーに組込む駆動装置です。下の写真は,モーターやギヤ周りを換装したウォームギヤと赤経軸と赤緯軸に設置する光センサーとカムです。1軸当たり,原点×2個,リミット×2個で構成されています。

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こちらは先月末に完成した20cm屈折赤道儀へのモーターやセンサーの設置状況です。

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2026年3月 6日 (金)

タカハシ製鏡筒用「新型EAF用クラッチ付きアダプター」について

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対応が遅れておりました,タカハシ製鏡筒用「新型EAF用クラッチ付きアダプター」は4月1日から再販を開始いたします。

再販機種は以下のとおりで価格は従来仕様と変わりありません。

  • タカハシ汎用接眼部用:FCT-65Dやε-130D/160EDなどに適合(FS60CB,FC76DSを除く)
  • タカハシFSQ-85ED用:FSQ-85ED専用(新製品のFSQ-80FCへの適合は確認中)
  • タカハシFSQ-106ED用:FSQ-106ED専用

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2026年3月 5日 (木)

リングヒーター「RF14mmF1.4L VCM」にも適合します

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こちらで受注した「RF1.4L VCMシリーズ用リングヒーター」は,ヒーター設計後に発売されたRF14mmF1.4L VCMにも適合することが確認されました。

RF1.4L VCMシリーズレンズは鏡胴部が樹脂製なのでヒーター内面の傷防止シートは布製です。積極的に鏡胴を加熱する構造ではありません。一般的な巻き付けタイプ同様,レンズの周辺を暖かい雰囲気に保ち結露を防ぐ設計です。

一方,LAOWA8-15mmF2.8の鏡胴は金属製なので,比較的熱伝導率が高いシリコンゴムを貼っています。レンズ自体を暖め大きな前玉への結露を効率よく防止する構造です。

なお,RF14mmF1.4L VCMは2月末,LAOWA8-15mmF2.8は3月末の完成でご案内しておりましたが,他の業務の都合で両機合わせて3月末の完成となりました。恐れ入りますが,ご予約の方への案内は3/20日以降となります。

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2026年2月21日 (土)

RF14mmF1.4VCMの試写(速報)

 

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昨日発売されたRF14mmF1.4VCMの試写を行いました。明るい自宅での試写ですが性能が覗えるでしょう。上が1/4にリサイズのみ,下が四隅の切り出しです。

RF14mmF1.4VCM絞り開放,EOS Ra,ISO800,露出8秒,周辺減光,歪曲補正ともにOFF

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2026年2月17日 (火)

リングヒーターの発熱量調整について

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受注生産中の「RF20mm F1.4 L VCM」及び「LAOWA8-15mmF2.8」用のリングヒーターには,加熱温度調整用に写真のUSB-C(5V)を1.2~12Vに調整できる電源ケーブルが付属します。12Vで3.6Wになりますが通常は8~9V程度(約2W)で十分でしょう。

なお,「RF20mm F1.4 L VCM」用は先日発売された「RF14mm F1.4 L VCM」に対応させるために形状を変更しました。実機での確認は発売後となりますが確認が取れましたら別途ご案内いたします。

いずれの製品も受注を終了しております。受注数量+不良対応用の予備分のみ生産していますので現時点では余剰はありません。4月になりますが,不良品が出なければ各2台ほど発売予定です。

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2026年2月14日 (土)

ASTRO MECHANICS EFContoroller MarkⅡについて

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こちらの「M54FD-5ADB」の記事で紹介した,「ASTRO MECHANICS EFContoroller MarkⅡ」に関するお問い合わせをいただいておりますが,「M54FD-5ADB」に適合するのは,写真のZWO ASI6200MM/2600MM用のみです。以前私がASTRO MECHANICSから直接購入した商品と現行品に変わりは無いと思われますが,購入に当たっては自己責任でお願いします。

なお,手持ちのEF200/2,EF400/2.8,シグマ105/1.4,70/2.8MACROは正常に動作しますが先日紹介した,LAOWA200mmF2は接続できませんでした。また,TAMRON SP35mmF1.4も動作が不安定です。(2台のEFContoroller MarkⅡで試しましたが同じです)メーカー資料ではシグマ85mm F1.4 DG HSM Artも使えないとされています。

 

「ASTRO MECHANICS EFContoroller MarkⅡ」は本来パソコンからの操作ですが,写真は松江星の会のベルガモット・ジェリービーンズさんが製作されたスタンドアローンコントローラーです。ASI AIRなどパソコンを使用しない撮影環境ではとても便利でしょう。(ASI Airとは接続できません)「天文楽者RYO」様のページで操作方法や作り方を詳しく説明されています。

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