2017年9月22日 (金)

EM-200自動導入改造の新メニュー

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本年から受注分のEM-200の自動導入改造は,ここで紹介した小型の
ハイブリッド型ステッピングモーター採用しています。
小型モーターなのでそのままでも極軸望遠鏡の視野が確保できるので
改造費用が安価です。

以前はバックラッシュを抑えるために特注モーターを採用したBLD改造も
行っていましたが,極望の視野確保のため複雑なモーターレイアウトを
強いられコストアップに繋がっていました。


ただ,この記事で触れましたように最近はPOLEMASERでセッティングされ
極望は使われないケースもあるようです。

極望が使えなくなっても良ければバックラッシュの小さいモーターでも
複雑なレイアウトにする必要がなくモーター差額程度での改造が可能です。


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そこで今後の受注分からは標準仕様に加え,バックラッシュを抑えた
TH型ギヤヘッドモーター仕様も特注で受注します。
コントローラーはいずれもディスプレイ内蔵の新型MTS-3です。

両者の価格は以下のとおりです。

・標準仕様:128,440円(税込)
・低バックラッシュモーター仕様:139,240円(税込)
 いずれも組込費用として別途10,000円必要です。
 オーバーホール(22,000円)を同時に実施時は組込費用は不要です。
 

なお,写真のEM-200は低バックラッシュモーター仕様で販売いたします。
今回の確認用に使用した赤道儀で程度は良好です。

念のために赤経側ウォーム軸のベアリングのみ交換しています。
コントローラーはデモに使った新型MTS-3(キーコード設定済み)。
赤道儀単体のみでウエイトや三脚は付属しません。
価格は税込み280,000円(送料込み)です。

ご購入いただきました。9/23追記


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2017年9月21日 (木)

D810用L型ブラケット ガイドセット

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このところ,ここで紹介したQHY5LⅡMと75mmレンズを使った小型ガイドセットの
ご注文いただきますが,記事で紹介したL型ブラケッの機種名や購入に関する
質問も寄せられます。

L型ブラケットはレボルビング装置用としてkirkphoto社製を推奨してきましたが
高価な上に入手が難しいこともありこれに代わるものを評価しています。
今回は安価ですが自信を持ってお勧めできるL型ブラケット2機種と
ガイドカメラなどをセットしてみました。
(写真左がkirkphoto社製,写真右とD810Aに装着したものがノーブランド品)
 

セット販売するのはNIKON D810A用のみで以下の2機種です。

・SUNWAYFOTO社製PNL-D810R とのセット:61,560円(税込み)
・写真のノーブランドL型ブラケットとのセット:56,160円(税込み)


セット内容は以下の6点です。

・上記いずれかのD810用L型ブラケット
・QHY5LⅡM(天文ハウストミタからの取寄せ品)
・Kowa LM75JC
・QHY5LⅡM専用サポートリング(SR31.7B3)
・ノーブランドアルカスイスクランプ
・L型ブラケットガイドに便利な短い(0.7m)ガイドケーブル
 

いずれのL型ブラケットもRR-92用としてもご使用いただけます。
(ノーブランドのL型ブラケットとBL-D800NはLBプレート固定ボルト位置のみ
異なるため,BL-D800N用のLBプレートへボルト穴を追加工します)

SR31.7B3は使用するアルカスイスクランプ専用の限定生産品です。
(写真とはデザインが異なります)
L型ブラケットに装着する方向では,クランプに3点で固定されます。
L型ブラケット手配の都合で納期は1ヶ月ほど要します。
L型ブラケットガイドとRR-92の併用は回転が制約されます。


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2017年9月18日 (月)

2018年受注のP-2,90S自動導入改造のご案内

P2_90sgoto

2018年受注のP-2,90S赤道儀の自動導入改造のご案内です。

赤緯軸側に組み込むハーモニックドライブ手配の都合上
2018年改造分のご予約は本年10月31日までとさせていただきます。
(ご要望が多いことから先の案内から3ヶ月ほど繰り上げました)

改造の実施は2018年6月から12月の予定で(ご予約順に実施)
受注はハーモニックドライブの納期が確定する2018.4月頃です。
それまでは予約扱いなのでその時点でキャンセルされてもかまいません。


改造費用(税込)はP-2が216,000円,90Sが248,400円です。
いずれもキーコードが入力された2018年モデルのMTS-3を採用予定です。


それぞれの自動導入改造については以下で紹介していますのでご参照ください。
(今回紹介した写真は細部の構造がわるよう大きなサイズでアップしています。
P-2を手前に配置したため,大きさの差を感じられませんが90SはP-2より一回り
大きいハーモニックドライブを採用しています)

【P-2GOTO赤道儀の紹介】

【90S-GOTO赤道儀の紹介】

【90S-GOTO赤道儀の紹介-その2】

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2017年9月12日 (火)

GF140HDドイツ式構成にも

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日食撮影ではバランスウエイトが不要なフォーク式が便利なので
軽量化を最優先したGF140HDはジンバル雲台の使用を標準としていますが
フォークの場合複数の鏡筒を搭載できません。
そこで複数の鏡筒も搭載できるドイツ式に仕立てみました。
振動に対する強度が高いので制止画と動画のツインでも実用になるでしょう。


上はパノラマヘッドやアルカスイスクランプなどで仕立てたドイツ式の例です。
フォーク式と違い死角がないので望遠レンズでの星野撮影に便利でしょう。
 

以下は2連対応の専用赤緯体(写真は試作品で製品は北側に延長します)を
装着した例です。この赤緯体は両側のパノラマヘッドの平行を調整する機能を
内蔵するため2連望遠鏡の光軸を調整できます。
またアダプターなしでポールマスターも装着可能です。

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通常の赤道儀では,2本の鏡筒のバランス調整に工夫が必要ですが
ハーモニックドライブのGF140HDは少々のアンバランスは許容できます。
クランプを緩めると危険なので実際にはあり得ない運用ですが
以下のような状態でもハーモニックドライブの強度は許容範囲内です。


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2017年9月11日 (月)

日食遠征用ジンバルフォーク赤道儀の受注について

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昨日のRR-92記事で触れたジンバルフォーク赤道儀GF140HDの紹介です。

開発の主目的は日食遠征機材の小型・軽量化で,軽金属製のハーモニック
ドライブを採用しています。
赤道儀本体(極軸高度方位微調整装置内蔵)の重さは約1.3kgと圧倒的に軽く
ポラリエ+極軸高度方位調整装置(XY50-35)より軽量です。
(上記の重さにはPTP-C三脚台座,駆動回路,電池を含みます。
写真のジンバル雲台を含めた場合は約2.1kg。
写真は試作機のため極軸高度方位微調整機構は内蔵していません)


採用したハーモニックドライブはP2-GOTOや先日紹介したMewlon180cで
ダイヤモンドリングを撮影したRST-150Hの赤緯ユニットと同サイズです。

許容モーメント荷重は4.2kgfm,許容トルク(瞬時)は5.5kgfmなのでハーモニック
ドライブの強度上は20kgほど搭載できます。
(ハーモニックドライブ取付面から機材重心までの距離を20~25cmとした場合)

上の写真は6cmの望遠鏡を搭載していますがこのジンバル雲台のままで
8~10cm程度を,ジンバルを変更すればさらに大型機材も搭載できます。
強度の高いハーモニックドライブを三脚に近い位置で支える構造なので
耐振動や剛性が極めて高く,P-2赤道儀を凌ぎます。
シンプルな構造なので信頼性が高いのも海外遠征には大きなメリットでしょう。


開発の主な目的は日食撮影用ですが星野写真用としても使えます。
以下はGF140HDに300mmF2.8の望遠レンズを搭載した状態です。

極軸回転方向は大きなアンバランス状態ですがジンバルが耐えればOKです。
写真のジンバル雲台の場合,アーム長の都合で全天には向きませんが
大型のジンバルならさらに大きい望遠レンズでも余裕です。

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追尾誤差は±20~25秒角ほどなのでこのクラスではガイドは必要ですが
誤差は以下のように規則正しいカーブを描くのでガイド特性は良好です。
グラフのY軸一目盛は約10秒角です。


Gf140hd_pm
 

GF140HDに興味のある方はHPのお問い合わせからご連絡ください。
ハーモニックドライブの納期に8ヶ月ほど要すため9月末まで予約をお受けし
来年初夏頃の納品予定です。
価格は極望無しが12~13万円程度(税別),極望内蔵は+1.5万円ほどです。
適合三脚は販売を終了したPTPシリーズのみですのでご注意ください。
 

【GF140HDの仕様】
・駆動速度:恒星時のみ。オートガイド(手動)修正は±100%
・追尾精度:対恒星時±20~25秒角程度
・消費電流:60mA at4.5V。内蔵単三電池3本で20時間以上連続駆動
・許容荷重:最大約20kg,推奨10kg程度,ジンバル取付面から20cmの位置
・機器取付部:UNC3/8及びM8PCD35。ジンバルやパノラマヘッド固定可
・適応三脚:PTP-C,C2,C22のみ,専用アタッチメント標準付属
・赤道儀質量:約1.3kg(35度±5度の極軸高度調整可,範囲外はオプション)

紹介した試作機は駆動回路がむき出しになっていますが製品は内蔵されます。
外部インターフェースはオートガイド用コネクターのみです。

主な目的を日食用としていますが,日食の撮影では追尾誤差が寛容と
判断されるため星野撮影を優先して恒星時追尾を採用しています。
(日食撮影では太陽時と恒星時の誤差より,据付誤差の影響の方が大きいと
判断しています)

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2017年9月10日 (日)

RR-92対応ブラケットの拡大

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NIKON D810及びEOS 6D用のRR-92は指定ブラケット併用が条件ですが
新たにNIKON D810用としてMarkins社製のP810Uを追加しました。

Markins社製のP810UはEOS 6D用のSUNWAYFOTO社製PC-6DR同様に
L型ではありません。
強度面では若干劣るようですが回転に伴う干渉が少なくなり便利です。
(写真は試作のジンバルフォーク赤道儀GF140HDに搭載した状態)


以前のご案内と重複しますが以下が商品名と発売予定日です。
(一部の機種は以前のご案内より前倒しになっています)

【NIKON D810/D810A】
 ・kirkphoto社製:BL-D800N     発売中
 ・SUNWAYFOTO社製:PNL-D810R  9月末発売予定
 ・Markins社製:P810U          10月上旬発売予定


【EOS 6D】 
 ・kirkphoto社製:BL-6D         11月発売予定
 ・SUNWAYFOTO社製:PC-6DR    10月上旬発売予定

なお,SUNWAYFOTO社製のPNL-D810R ,PC-6DR及びMarkins社製のP810U
はRR-92とセット販売も行う予定です。 

以下はP810U専用のLBプレート(試作品)でD810AをRR-92に装着した状態です。

         
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2017年9月 8日 (金)

イエローストーンで低緯度オーロラ

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今回のツアー後半はイエローストーンやグランドティトン国立公園を観光しました。
西イエローストーン滞在中はテント泊もあったので素晴らしい星空を堪能しました。

一晩中快晴だったので九州では見られない北斗七星の下方通過を撮りましたが
なにやら赤い光芒が写ります。(肉眼では黄道光のような光芒)
当初大気光か山火事かと思いましたが,北の空だったのでもしかしてオーロラ?
と思い露出時間を短くして撮ったのがこの写真です。
綺麗なものではありませんが明らかにオーロラのようで良い記念になりました。


現在大規模な太陽フレアが発生しているそうですが
もう少し早ければ綺麗なオーロラに出会えたのかも知れませんね。

撮影データ
NIKON D810A,SP15-30mmF2.8→15mmF2.8開放,ISO6400,露出30秒
PENTAX75赤道儀追尾,レンズの後ろにLeeNo3フィルター装着
撮影地:西イエローストン クリックで拡大します


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2017年9月 1日 (金)

現地の新聞に掲載されました

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今回の日食はアイダホ州のWeiserの「Weise Memorial Park」の一角を
許可を得て使わせてもらいましたがそこで現地メディアの取材を受けました。

スタジアムが併設された広大な公園に大勢の方が集まっていましたが
さすがに外国人は珍しかったのでしょう。
正面が世話役のTsutomu “Ben” Soejimaさんで背中が私です。


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ところで記事の中でGPS??と書かれていますが実は私が30年ほど前に
作った時報付のデジタル時計です。
多くのツアー参加者はエクリプスナビゲーターなどを駆使して自動撮影
されていましたが我々は手書きのメモ+デジタル時計の世代なのでしょうね。

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2017年8月30日 (水)

Mewlon180CとRST-150Hで撮影した日食動画

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Rainbowastroのスタッフがハーモニックドライブ赤道儀のRST-150Hと
Mewlon180Cで撮影した第2接触から第3接触の動画を紹介します。

自動化したRST-150Hで第2接触終了から太陽の周囲を2周半トレースします。
皆既の継続時間や接触位置,それにトレース速度や構図の縦横など
全てを計算し尽くされた事が最後のシーンでわかります。

昨年のインドネシア日食は12.5cm屈折を用い同様の手法で撮影されましたが
今回は18cmなのでさらに解像度が増しています。

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2017年8月29日 (火)

皆既日食の4K動画

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420mm,900mmで撮影した4K動画を紹介します。
時間に余裕があったので食分30%の太陽も撮影しました。
黒点が次第に月に隠されていく様子をご覧いただけます。
皆既1分前に位置合わせを行ったため画像が上下左右に振れています。
(4K動画なので最高解像度に設定いただけるとより鮮明です)

 900mmで撮影した食分30%の太陽
 900mm  〃   第2接触90秒前~第3接触終了まで
 420mm  〃   第2接触90秒前~第3接触終了まで

なお上の写真は420mmで撮影した皆既日食動画の1フレーム
下は900mmで撮影した食分30%付近の太陽動画の1フレームです。
いずれもクリックで拡大します。


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«素晴らしい日食でした