2024年7月16日 (火)

TR74システム用バックフォーカス調整延長リング他の紹介-2

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昨日システムチャートで紹介した,「EX12.5±1.0」と「TR74-M42BF55」,「TR74-M48BF55」の商品写真です。

写真左がが従来の「EX12.5」の表と裏,中央が「EX12.5±1.0」の表と裏,及びシムリング5枚,右手前が「TR74-M48BF55」の表,奥が「TR74-M42BF55」の裏です。

後は「TR74-M48BF55」「TR74SAP」「EX12.5±1.0」 「フィルタードロワーM54」 「ASI6200MC PRO」一式をPleiades68/F3.8にセットした状態です。

 

下の写真は,1.0mmのシムリングを装着した「EX12.5±1.0」と「ZWO社製フィルタードロワーM54 」です。この状態で「TR74-M48BF55」で構成したシステムのバックフォーカスは55mmになります。

通常,シムリングは「EX12.5±1.0」 と「フィルタードロワーM54」間に挟みますが, 「フィルタードロワーM54」と「ASIカメラ」の接続もM54ネジ込みなのでこちらにも挟めます。前段で「フィルター有り時の調整」を行い,後段で「フィルター無し時の調整」を行えばフィルター有り/無しによるシムリング付け/外しの管理が容易でしょう。

さらにフィルタードロワーM54とカメラのネジ込み伴う回転位置合わせにも使えます。フィルター抜き差し窓位置とセンサーの縦横を合わせらるので便利です。

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2024年7月15日 (月)

TR74システム用バックフォーカス調整延長リング他の紹介-1

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TR74システムにバックフォーカスの調整可能な延長リングEX12.5±1.0を追加しました。システムチャートの濃い緑の範囲です。

EX12.5±1.0は商品名のとおり,附属のシムリング5枚セットで,光路長を11.5mm~13.6mm(0.1mmステップ)に調整できます。EX12.5やEX13.5はM54フィルタードロワーにボルト固定でしたが,EX12.5±1.0はM54ネジ込みで,ここにシムリングを挟み調整します。

バックフォーカスを厳密に要求する,明るい光学系(ε-130D/160EDやPleiades68/F3.8など)でフィルターを併用する場合に有効です。(RED CAT51などのペッツバール光学系やVSD90SSの直焦点ではピントがでればよく,バックフォーカスを気にする必要はありません)

EX12.5±1.0はシムリング5枚セットで9,900円です。

附属するシムリングはステンレス製で,0.1,0.2,0.3,0.5,1.0mmの5枚です。組み合わせにより0.1mm刻みで光路長を調整できます。

なおEX12.5±1.0の発売に伴い,EX12.5とEX13.5は在庫限りで販売を終了いたします。

 

また,これまでのM42/M48シュミカセ接続用のテーパーリングTR74-M42/M48(光路長6mm)に加え,Pleiades68/F3.8などバックフォーカス55mm鏡筒用のTR74-M42BF55とTR74-M48BF55(光路長4mm) をラインナップしました。EX12.5±1.0及び,TR74-M42BF55,TR74-M48BF55の発売日は8月1日です。

セットするシムリングの厚みを実機で評価するため天候によっては発売が少し遅れます。7/19日追記

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2024年7月11日 (木)

ioptron HAZ31専用3インチアリミゾ DS75-HAZ31について

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個人用としてioptron HAZ31専用の3インチアリミゾDS75-HAZ31を作りました。

ioptron HAZ31はお気に入りの自動導入経緯台ですが,純正のアリミゾは緩め過ぎるとノブが抜け落ちる事や,アリガタ押さえ機構ネジ穴(M6タップ)の耐久性に不安があったためです。またビクセン規格両用のため,DP75シリーズの抜け落ち防止が機能しないのも不安です。

 

購入したショップの話では,同じような不安が寄せられているとの事なので10台作りました。余剰がありますので購入希望の方はご連絡ください。価格は税込み22,000円です。上位機種のHAZ46用も計画しています。(HAZ71用は予定なし)

HAZ46用は受注生産としました。価格は25,300円で受注期間は7/21日までです。 HAZ46用の受注は終了しました。7/22日追記

なお,HAZ31用は8台在庫あります。7月22日現在

HAZ31高度原点センサーを内蔵していますが,アリミゾ固定がズレるとセンサーとの位置関係が合わなくなります。(特に側面取付時)対策として互いの接続面は位置合わせ用インロー構造になっています。DS75-HAZ31はこれを反映しているため付け外しに伴う位置ズレありません。

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2024年7月 9日 (火)

NIKON AF-S FISH EYE 8-15用リングヒーターについて-3

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このリングヒーターは「NIKON AF-S FISH EYE 8-15mm」専用ですが,以下の条件*付で「LAOWA 12mm F2.8 Zero-D 」にも適合します。またヒーター部の内径は77mmなので,外径が77mmのメタルキャップにも装着できます。

「LAOWA 12mm F2.8 Zero-D」はフードへの巻き付けヒーター装着は難しく,ピントリング部に巻くことになりますが,このヒーターならピント合わせが容易です。
また,GF45mmF2.8はフードに巻き付けヒーターを装着できますが,写真は67mmのメタルキャップ(62→67ステップアップリング併用)にリングヒーターを装着しています。

*「LAOWA 12mm F2.8 Zero-D 」はカメラボディ側から装着。外付けフードは付かなくなるので必要であればヒーターにテープで貼り付けてください。

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2024年7月 7日 (日)

タカハシ旧型(P,D型ほか)赤道儀用AMD-1Zの在庫数について

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タカハシ旧型赤道儀用のAMD-1Zは他機種用も含め合計100台製作しましたが,在庫はP,D型など用の5台のみとなりました。

価格は44,000円(税込み,送料別途)で,即納できます。完売しました。2024.7.15日追記

 

以下はV型赤道儀に装着した状態です。なおAMD-1Z開発終了につき,以下のV型赤道儀と撮影で使ったAMD-1Zをセットしたものを88,000円77,000円で売却します。(五藤6.5cm用の鏡筒バンドがみつからなかったので記事を訂正しました)

セットには68φ鏡筒バンドやバランスウエイト(非純正)に加え,五藤の6.5cmF15鏡筒(V型赤道儀に搭載できるよう加工した五藤製バンド含む)と,マークX/6.5cm用の木製直脚などがおまけとして附属します。(赤緯度クランプレバーやウエイトは写真と異なります。また写真のカーボン三脚やDS38は附属しません)

五藤の6.5cmF15鏡筒は「2022年の星宴」でFOA-60などと見比べましたが差を感じない程よく見えました。

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Pleiades111/F4.8について-2

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Pleiades111/F4.8で撮影された写真が届いたので紹介します。前回の写真もですが素晴らしいですね。

Pleiades111/F4.8は天文ハウストミタさんで販売されています。自社で光学系の受け入れ検査を行うので安心です。

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2024年7月 3日 (水)

NIKON AF-S FISH EYE 8-15用リングヒーターについて-2

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こちらで紹介した「NIKON AF-S FISH EYE 8-15用リングヒーター」の詳細です。

写真はマウントアダプター経由でGFX-50SⅡに装着したAF-S8-15mmです。この組み合わせの場合,11mmで円周魚眼になり,15mmで65:24のパノラマ撮影が楽しめます。

 

リングヒーターの仕様は以下の通りです。温度上昇は27℃,無風の室内で,レンズに装着したヒーターの表面温度を計測しています。

  • ヒーター抵抗:約40Ω
  • 発熱量(消費電力):3.6W @12V   , 2W @9V
  • 温度上昇    :約15℃ @12V    , 10℃ @9V

 

12Vでの使用時の発熱量は,3.6Wあるのでかなり温かくなります。30°近い環境下では熱いほどです。

同様のリングヒーターは銀塩時代に製作したPENTAX67用の対角魚眼用で,これの発熱量(可変式)は最大5Wでした。

5Wあれば機材がびしょ濡れになるほどの環境下でも充分な結露防止効果があり,ヒーター未装着で曇ったレンズを乾かす能力もありました。今回のレンズは,これより二回りほど小さいので3.6Wあれば充分と判断しています。通常は9Vの2Wで運用できるでしょう。

電源ケーブルは,USB5V(USB-A)→12Vが標準附属しますが,写真のようにPD対応の9Vや12V用も使用できます。(ANKER製バッテリーは12V非対応)

 

以下は観測所の2階テラスから南側を撮影したものです。長辺の画角が約180°になっています。(15mm,65:24で撮影)

9~10月のオーストラリア遠征では,縦構図で北のカペラ,逆さオリオンから,南のカノープス,アケルナル,大小マゼラン雲を狙うつもりです。冬の銀河と7個の1等星より明るい恒星と木星,火星に加え大小マゼラン雲を一網打尽にできれば愉快でしょう。

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2024年6月27日 (木)

NIKON AF-S FISHEYE 8-15用リングヒーターについて-1

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大変お待たせいたしましたが,こちらの記事で紹介した「NIKON AF-S 8-15用リングヒーター」が完成しました。

発熱体(スリ割り部から見えている茶褐色のシリコンゴムヒーター)の仕様上,電源は12V(5V→12Vステップアップケーブル附属)となりました。12Vで約4Wです。

明日6/28~30日までは姫路で開催される「CANP2024」にメーカーとして参加いたします。詳細は7/1日以降に改めてご案内いたします。ご予約いただいたいた方へは一両日中に案内いたします。

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2024年6月22日 (土)

Pleiades111/F4.8について

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こちらの記事で触れていた,Pleiades111/F4.8が発売されました。天文ハウストミタに展示品が入荷していたので簡単に紹介します。

基本構造はPleiades68/F3.8と同じで,鏡筒内部でレンズ前群が移動する「WIFD(WO内部フォーカス設計) 」です。

WIFD合焦機構は,一般的なドローチューブ式と事なり,カメラの重さによるモーメント荷重がかからなため,撓みは発生せず極めてスムーズなピント合わせが可能です。

接眼部が固定されているので信頼性も高くなりますが,2重構造の鏡筒になっているため重たいのが唯一の欠点でしょう。鏡筒のみで約8kgあり,FSQ106EDPの6.4kgより1.6kg重たくなっています。


以下の写真は口径食を調べるために,カメラマウント部から対物レンズを写したものです。詳しく計測してはいませんがフルサイズ周辺付近でも口径食は起きない模様です。

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まだ国内販売価格は決まってないとの事ですが,メーカー直販価格の3,798USDを現在の為替レートで単純計算すると,税込み660,000円程度でしょうか?

Pleiades111/F4.8の焦点距離は528mmでVSD90の495mmとほぼ同じですが,集光力の差は1.5倍もあります。口径による解像度の差もさることながら,その分露出時間を短縮できるのも魅力でしょう。

以下はPleiades111/F4.8とASI2600MMで撮られたM31です。詳しくはastrobinを参照ください。

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2024年6月21日 (金)

Apo Sonnar135/2専用 CMOSカメラ関連製品について-3

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こちらの記事で紹介した,Apo Sonnar135/2とCMOSカメラを組み合わせたシステム用の電動フォーカサー関連パーツが完成しました。

レンズに装着するポリウレタン製ベルトが長期間メーカー在庫切れだったため,当初予定から3か月ほど遅れてしまいました。お待たせしてしまいましたが,ご予約の方へは一両日中に案内いたします。(予約数量のみ製作したため余剰はありません)

 

Apo Sonnar135/2専用のEAF関連パーツは以下となります。当初プレートは1枚でしたが,完成が遅れましたので2枚にしました。

構成は以下の4点です。下の写真右手前のパーツ類です。

・ASI EAFやASI AIRを装着できる専用トッププレート(黒)×2枚
・EAF取付金具(シルバー)
・ベルト2本(内1本はレンズに装着するポリウレタン製でレンズに密着します)
・EAF用タイミングプーリー

なおこちらのページで,EOS用のApo Sonnar135/2(未使用)を販売しています。1台のみですが紹介する写真の状態一式での販売も行っております。(フィルタードロワー付カメラマウントはセットしますがその他のZWO社製品は含みません)

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