BF55mmタイプのTR74テーパーリング使用時の注意点について
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先日,H-40(スカイキャンサー)用極軸高度・方位調整装置(TR50-Y35H40)を紹介しましたが,方位側も微動を望まれるお客様からのご要望で,これとは別に両軸微動を有したXY60-35H40を準備しています。ポールマスターでの極軸合わせに便利でしょう。
先の案内と一部重複しますが,他のH-40用アイテムと併せて12/15日から販売します。一般用のXY60-35ではオプション扱いの両軸ロックレバーを標準装備しました。
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こちらの記事で紹介していた,H-40,スカイキャンサー用極軸高度・方位調整装置(TR50-Y35H40)が完成しました。
先の案内より前倒しですが,赤緯プレートと併せて12/15日から販売します。
以前の紹介とおり,H40用のTR50-Y35Hの微動は高度のみで調整範囲は10~45°*です。このクラスでは不用と思える方位微動を無くした事で,軽量でありながら極めて高い剛性で極軸ハウジングを保持します。装着はオリジナルの三脚台座部と交換するだけなので簡単です。
なお,TR40-Y35Hの底面に装着されたTR50Bは中央にUNC3/8タップがあります。システム三脚など方位の回転が可能な場合はTRC50は必要ありません。
*45°の制限はこれより高緯度になるとAMD-1Nと北側の微動ノブが緩衝するためです。微動ノブを外せばさらに高緯度でもご使用いただけます。
以下はバランスウエイトに市販の傾斜角度計を乗せた状態です。
安価ですがバックライト付で底面は磁石なので鉄のウエイトなら落ちる事はありません。観測地の緯度に合わせてから,極軸の方位を振れば極望の視野内に北極星(南天では八分儀座の台形)が入ります。
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こちらの記事で紹介していたアルカスイス/ビクセン両用アリガタのDP38/45-222Nが完成しました。FUレデューサーが発売されたのでレデューサー運用での確認を行いました。
写真はFUレデューサーを装着したFCT-65Dの合焦位置で,クランプの付近に前後の重心がきます。(カメラはEOS Ra)トッププレートはTTP40-82が適合します。
FUレデューサーを装着時は,既に販売している長さ152mmのDP38/45-152やDP45-152でもバランスは取れますが,フラットナー構成時は222mmあった方が安心でしょう。
DP38/45-222Nの価格は9,900円で発売は12月1日の予定です。
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準備中のP-2他用AMD-1N(C)は,オートガイド非対応で案内していましたが,ご要望が多い事からH-40,P-2,90S用全機種のオプションとして設定する事にしました。
モーター側のパネルに電源入力と並べてガイド端子を配置しました。価格は以前と変わらず専用の1軸ガイドケーブル込みで4,400円です。
何れの赤道儀も追尾精度が高いので,200~300mm程度までならオートガイドは不用と思いますが,これを超える焦点距離や,完全な点像を求められる場合はガイドした方が安心でしょう。写真はP-2にGF500mmF5.6を搭載した例で,MGEN-3での1軸ガイドです。
AMD-1NCの消費電流は約0.4W(0.08A@5V)です。MGEN-3も同程度なので,併せても1Wも消費せず,写真のような小型モバイルバッテリー(25Wh)でも2晩は余裕でしょう。
一方,以下は200~300mm程度までならガイドする必要はないと思える実例です。
撮影データーは,P-2赤道儀(ポータブル改造),EF200mmF2→2.5,2分間露出(フィルター併用,JPEG1枚)したηーカリーナ星雲です。(2023.4月ワディファームで撮影)
全体像は1枚画像ですが,下の連続した16コマ(32分間)全てのコマで目立つガイドエラーは見受けられません。この写野は極に近いので条件はよくなりますが,それでも200mmならガイドは要らないと言える実例でしょう。
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準備中のP-2,H-40用AMD-1N(C)は極軸望遠鏡の視野照明装置を標準附属としました。
簡易的にヘッドライトなど照らす事もできますが,片手が使えなくなるのでとても不便なためです。この方法は,明るい北極星がある北半球では何とかなりますが,5等台の星を用いる南半球では不可能でしょう。
この視野照明装置はポールマスターも取り付けられますが,極軸望遠鏡を使う方が遙かに便利です。北半球なら1分も要しないでしょう。
視野照明装置はセット品とは別に,単体販売も計画しています。H-40,P-2用共に4,400円です。セット品分と併せて製作する都合上,単品のご注文は11月20日までで締め切らせていただきます。納品は1月上旬の予定です。 予約を締め切りました。11/21日追記
写真はP-2専用(他機種では使用不可)のアングルファインダー取付アダプター(3,300円,CANON ANGLE FINDER Bにのみ適合)を装着していますが10個ほど在庫があります。
アングルファインダーを装着すると覗き易くなるほか,視度調整が可能になるため裸眼でもピントが合います。どちらかと言えばこのメリットが大きく南半球では必須です。アイポイントが極めて短いP-2の極望をメガネをかけて覗くのは至難の業です。
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準備中のタカハシP-2赤道儀ほか用のAMD-1N(C)は2025年2月末の発売となりました。特注ステッピングモーターの納期が予想以上にかかるため当初案内の1月から変更しています。
また,特注ステッピングモーターの価格が,前ロット時から2倍に跳ね上がりました。今回分は電池内蔵仕様に比べ,コストダウンが図れるUSB-5V仕様に変更していますが,ギヤなども1~2割ほど値上がりしているため価格も改訂しております。
以下が発売機種の価格で,()内は計画数量です。
AMD-1Nはクラッチ無し,AMD-1NCはクラッチ付です。H-40用とP-2用は標準で極軸望遠鏡試写照明装置(ポールマスター適合)が附属します。H-40用はスカイキャンサー赤道儀やFC50赤道儀でも使用できます。
発売時期:2025.2.25日(全機種とも)
計画数量の少ない機種用はご予約を承っております。潤沢に準備するP-2用はその必要はありません。
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暫くの間欠品していた,「タカハシ汎用接眼部用のクラッチ付EAF取付アダプー」が再入荷しました。話題のFCT-65Dなどでも使用いただけます。
写真はEAFの他一式をZWO社製品で揃えた状態です。カメラ(ASI 6200MC PRO)はここで紹介したEFマント接続です。
バックフォーカスを0.1mmステップで微調整できるので,厳密なバックフォーカスを要求するFCT-65D+65D FUレデューサーに最適でしょう。
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昨日紹介した赤緯プレートを装着したスカイキャサンサー赤道儀にFCT-65Dを搭載してみました。
鏡筒側のプレートはDP38/45-152,赤道儀側はDS38-50を赤緯プレートに取り付けています。スカイキャンサー赤道儀は剛性が高いのでこのクラスの鏡筒でも支障なく搭載できます。追尾中でも両軸微動(クラッチ付AMD-1NC使用時)ができるので皆既日食の海外遠征などで便利でしょう。
またFCT-65Dは専用のレデューサー(65D FUレデューサー)を併用すると260mmF4になりますが,両軸のバランスが完全に取れるので2から3分露出の星野撮影なら余裕でしょう。
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先日紹介しましたAMD-1NCに合わせ,H-40(スカイキャサンサー,FC-50赤道儀)は,以下のオプションも準備中です。何れも限定20台で2025年1月5日発売予定です。価格は後日案内いたします。
極軸高度・方位調整装置は高度のみ微動で,方位はテーパーリングクランプ(TRC-50)との嵌合部で回転させます。このクラスでは方位方向は,微動よりも,クランプを緩めて極軸体を振り,極望に北極星を導入する方がスピーディです。
なお極望は古いスケールパターのままでも北極星の導入位置を目測延長すれば0.1°ほどの精度で据付できます。2~3分の露出なら300mm程度まで支障ありません。
赤緯プレートは過去に何度か販売したものの再販です。写真のようなアルカスイスクランプなどが装着できます。クランプは赤緯軸の中心位置にも装着できるので鏡筒(カメラレンズ)前後方向のバランスが取れます。
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