2022年11月24日 (木)

ε-160ED用鏡筒バンドTB204Sの生産終了について

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タカハシε-160ED用鏡筒バンド,TB204Sは生産を一旦終了します。在庫限り(11/24日現在5本)の販売となります。残り1本になりました。11/29追記

なお対象鏡筒の受注が再開された場合,再生産の計画もありますが現時点では不確実です。

また,以下のε-13D用EAF取付金具も在庫のみで販売を終了いたします。

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2022年11月18日 (金)

日食遠征用GE1414HDのフォークモード

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紹介の写真はGE1414HD赤道儀で日食観測のために複数の鏡筒を搭載する構成で,北側の連接プレートにカメラを搭載しています。こうすると制限はありますがフォーク式赤道儀と同じ動きになります。

構造上,赤緯軸は180°+αしか回転できないので,極軸体との干渉を防ぐ保護装置が必要な事と,バランスが極めて北側に偏ることから日食観測用のオプションとして作成したものです。

この場合,バランスウエイトを併用しないドイツ式ハーモニックドライブ赤道儀に比べ,極軸の回転に伴う極端なアンバランスが発生しないメリットがあります。

また,ハーモニックドライブは回転負荷を掛けると追尾精度が落ちますが,この形状では大きな負荷(偏荷重)がかかるのは赤緯側なので追尾精度の観点からも有利です。

 

実は,これとほぼ同じコンセプトで,北側偏荷重に特化したピラー脚や保護装置を備え,上記の制限をクリアーしたポータブルタイプをHOBYM Observatoryで開発中です。ポータブルですが25cm~30cmクラスを搭載するタイプになるとのことです。

フォーク式と同じ動作なので子午線越えに伴う鏡筒の東西入替が不用なのが大きなメリットで,リモート観測所では特に威力を発揮しそうです。来春の発売予定とのことですが新たな情報が入り次第紹介いたします。取扱はこれまでどおり天文ハウストミタとなります。

 

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2022年11月15日 (火)

EM-200赤道儀の自動導入改造状況と2023年の予定について

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先月受注した2022年分のEM-200赤道儀改造は予定どおり年内完成で進めています。

ただ先月のご案内時点ではTitan TCSの再入荷時期が未定でしたが,来年1月末に入荷する目処が立ちました。また,NS-5000仕様については,計画していたステッピングモータードライバーの特性の問題で他のタイプへの変更を検討しています。これらにつきましては追って個別にご案内いたします。

2023の計画は,一般改造が10台,FLEXWAVEドライブ改造が10台の予定です。既にご予約の方へは近日中にメールいたします。

 

紹介の写真は評価用も含め完成した改造機です。左から通常改造のNS-5000仕様,中央はEM-200Temma2*のFLEXWAVEドライブ化 ,右はEM-200BのFLEXWAVEドライブ化改造機です。

なお,これまでNS-5000仕様と呼んでいた自動導入装置はAGS-2に名称を変更しています。

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また,これまでFLEXWAVEドライブ化の場合,ウエイトシャフト長を300,350,400mmから選択いただけましたが,一番要望の多かった350mmを標準としました。

以下は約22kgの30cmダルカーカム鏡を搭載した状態ですが,ウエイト3個で充分です。(この例のシャフト長は330mmです)

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2022年11月 8日 (火)

皆既月食と天王星食

Sippai

好天に恵まれ皆既月食と天王星食が見られました。ただインターバル撮影の枚数設定を間違ってしまい天王星の潜入の瞬間は捕らえる事ができませんでした。以下は出現の写真です。

Syutgenn

機材はタカハシFC100DF+1.5Xエクステンダー,NikonD810Aで,自宅屋上での撮影です。D810Aは一般的なデジタルカメラより皆既中の月が鮮やかな色に写るようですね。

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2022年11月 5日 (土)

P-2赤道儀でアストロイドを試す

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豪ダイナミックディープスカイ社のアストロイドを,P-2赤道儀(ハーフクラッチ仕様のAMD-1NC装着)で試してみました。アストロイドについてはスターベース東京様スコーピオ様で説明されています。

アストロイドはプレートソルブ機能を利用した導入支援装置(極軸合わせも可)で,赤道儀を手動操作して目的の天体を導入するものです。恒星時駆動状態で赤径,赤緯の両軸を粗動/微動操作できるP-2赤道儀との相性はとても良い感じです。

消費電流も小さく(実測で5V0.6A程度)デジカメでの撮影なら自動導入より便利かも知れません。

 

写真はP-2赤道儀に取り付けた,DS54T-10の側面にガイド用M-GENを,DP38/45-180の先端にアストロイドを装着しています。望遠レンズなどでのガイド撮影スタイルですが,この程度なら敢えて微動を使う必要はなくクランプフリー回転だけで充分です。

アストロイドとM-GENは対象天体側を向いていますが,同時に作動する必要はないのでこれらの機能を統合した装置の開発が望まれます。導入支援,オートガイド,極軸合わせをスタンドアローンで実現できれば極めて魅力的な製品になるでしょう。海外遠征にも最適です。

 

なお,P-2などのAMD-1NCは想定を大幅に上回るご注文をいただき製作可能数量は合計で40台ほどとなっています。AMD-1Nは2019.8月に100台,ハーフクラッチ仕様のAMD-1NCは2022.3月に120台分を準備しています。

  • H-40,スカイキャンサー:15台
  • P-2用:15台
  • 90S用:10台

H-40,スカイキャンサー用のクラッチ仕様は開発が遅れています。クラッチ単体でご予約分も含め2023.1月頃の完成予定です。またP-2用AMD-1N用のクラッチ単体は2022年12月完成予定です。

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2022年10月17日 (月)

テーパーリング/クランプの開発について-3

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以下の記事で紹介していたテーパーリング(TR50)とテーパーリングクランプ(TRC50)の製品仕様が完成しました。

以前の内容と重複しますがテーパーリング/クランプは以下のような利用方法が考えられます。

  1. 三脚やピラーと赤道儀などの接続 特に内側からの固定が難しいピラーで有効
  2. 冷却カメラと望遠鏡の接続 爪の掛かりが大きいので回転に伴う脱落予防
  3. 赤道儀への鏡筒やカメラレンズの着脱,回転
  4. ツイン撮影システムの回転軸(パン軸)

 

今回完成したTR50A/TRC50は11月1日発売で,価格はリング側のTR50Aが3,300円,クランプ側のTRC50が13,200円です。TRC50は写真のようにノブまたはレバー仕様を選択いただけます。

テーパーリングは穴仕様が異なるTR50Bを来月末に,ポラリエ/ポラリエUの45mmテーパーリングに適合するTRC45を12月発売予定です。

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2022年10月16日 (日)

光軸調整アングルAA60とDS45T-10について-4

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屈折望遠鏡や望遠レンズでのツイン撮影用光軸調整アングルAA60は,より滑らかな調整と確実なロックができるように細部の仕様を見直しました。

AA60は回転中心軸(DS45T-10はUNC3/8,DP75側はM8)の両側2カ所にロック機構がありますが,片側はパン,チルトの可動/固定用L字状のレバーです。

もう一方は六角ボルト,皿バネ,ガラスワッシャーで構成され,テンション調整や完全な固定ができます。(以前の記事ではキャップスクリューボルトを使っていますがレバーとの干渉で固定が難しいので六角ボルトに変更しています。これに伴い写真の両口スパナが標準附属します)

 

実際の使用では,予めこのテンション調整ボルトを(レバーを緩めた状態で)パン・チルトの可動が容易な 硬さになるよう締めておきます。

調整側の鏡筒を振って固定側の鏡筒と同じ写野になればレバーで固定すれば充分です。より確実に固定する場合はテンション側のボルトを完全に締めれば安心です。

 

AA60の価格は11,000円です。写真のパン・チルト用ロックレバー(黒色のもの)やテンション調整用両口スパナが附属します。AA60に適合するアリミゾはDS45T-10ですが,オプションパーツ(1,100円)を併用すればDS38,DS75シリーズも適合します。

紹介写真の3インチアリガタはDP75-152です。AA60の構造上,調整側の鏡筒は90°倒れるので短いアリガタで済み,軽量化(以下の構成で900g強)が図れます。

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2022年10月10日 (月)

光軸調整アングルAA60とDS45T-10について-3

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DS45T-10は光軸調整アングルAA60との組み合わせを想定しているため,アリガタの長手方向がM6タップ,直角方向がM8ボルト穴になっていますす。

そのためにP-2赤道儀などにM8ボルトで取り付けた場合,微動ハンドルやクランプが遠鏡に対して横向きになりますが,DS45T-10の側面フラット部に付けるカメラがそれらと干渉しません。

 

ガイドカメラの同荷が難しいカメラレンズでの撮影や,搭載する望遠鏡(カメラレンズ)を入れかる場合など便利です。観望では不便かと思いますが,撮影においてはレンズの向きと微動ハンドルやクランプが直角位置になっても支障はないでしょう。

なお,P-2赤道儀は300mm程度の焦点距離までならガイドは不用と思いますが,より長焦点での撮影や完璧な点像を求められるときにガイドは有効です。内蔵された極軸望遠鏡なので極軸は完全に合わせられます。1軸ガイドで充分でしょう。

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DS45T-10の半円部の直径は60mmなのでP-2の赤緯ヘッドサイズと同じです。(写真のP-2赤道儀は赤緯微動部を短縮改造しています)

DS45T-10は本日発売で価格は11,000円(送料370円)です。

他のDS45シリーズ同様,微動ハンドルが出入りしない構造を採用していますがDS45Nに比べ2,200円お安く*なっています。固定強度はDS45Nなどと同じです。

*これまでに限定生産したDS45R-80Nなどの側面フラットタイプの45mmアリミゾをDS45T-10に一本化しコストダウンを図りました。

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2022年10月 6日 (木)

DS75T-20側面にガイド鏡取付例の紹介

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お客様からのご質問がありましたのでDS75T-20側面に専用プレートSP69-86を介さずにDS33Fを取り付けた写真を紹介します。

DS33FにはSVBONYのコンパクトガイドスコープ(30mmF4)を搭載していますが,以下のように20cmシュミカセの幅広レールを取り付けても余裕です。20cmの場合*鏡筒とも干渉しないのでシュミカセでのガイドが容易に行えます。

*実機確認したのは20cmのみでそれ以上は未確認です。

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2022年10月 2日 (日)

今年の「星宴」も好天に恵まれました

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10月1~2日は熊本県阿蘇郡産山村で開催された「星宴2022 in阿蘇・うぶやま村 ~九州発の星まつり~」に参加しました。

昨年同様好天に恵まれ(日が落ちてから(気温が下がってから)少し雲が涌きましたが),夜半以降は素晴らしい星空が広がりました。

遠くは愛知県から66cmドブソニアン持参で参加されていましたが,これで見せていただいた,M42のトラペジューム付近は素晴らしかったです。

 

以下は私が持ち込んだ機材で,新旧の6cmクラスの屈折望遠鏡見比べです。中央は古い五藤光学の6.5cmアクロマートですが,同荷した最新のタカハシ製のフローライトアポFOA-60(F15仕様)に遜色のない素晴らしい見え味でした。

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こちらは隣席との距離を確保した機材持込エリア。申込み受付番号を付けた席を準備しています。

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