究極?のポーターブル赤道儀その1
大型の傾斜ステージ(ゴニオステージ)を利用してポータブル赤道儀を
作ってみました。
特徴はなんといっても高精度です。
モジュール1,歯数400枚のウォームホイールを30度分切り取ったような
扇形?(12分の1に切ったメロンの皮のよう?)ギヤですので,
直径400mmのウォームホイールと同じ精度と考えて良いようです。
因みに同じ加工精度であれば,追尾精度はほぼホイールの直径に比例します。
小型赤道儀の場合ホイールの直径は70~80mm程度ですので
5倍ほどの追尾精度になりますね。
実際にピリオディックモーションを測定してもほぼ検出できないレベルで
写真から測定すると±2秒角程度の様です。
それから構造上,このステージ上に載せたカメラの重心は,
仮想のウォーム軸中心位置あたりにきます。
そのため写真の様に自由雲台で構図を取ってもアンバランスの影響は
無いようです。
ホイールが400mm相当もあるのでアンバランスになっても問題無いのでしょうが。
一番の問題は,部分微動ですので巻き戻しが必要な事です。
有効に使えるのは25度程度ですので,最長90分強の追尾しか出来ませんが
これだけあれば十分でしょう。
元々ついていたセンサーを使い,終点間際でアラーム,終点で自動停止後
始点まで高速自動巻き戻し機能を作る予定です。
写真左は終点位置,右は中間位置です。
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