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2008年1月 7日 (月)

究極?のポータブル赤道儀その2

B08_01_07_2


Q_eq500

以前,大型の傾斜ステージ(ゴニオステージ)を流用したポータブル赤道儀を
ご紹介しましたが,今回は回転ステージバージョンです。
子午線をまたいだ長時間露出に便利なように片持ちフォーク式としており
カメラの回転はマミヤのレボルビング台座を使ってあります。

このタイプの特徴は、一般的な赤道儀と同じ様に使える事と
高精度に調整出来る極軸望遠鏡を内蔵している事です。

中空の回転軸(=極軸)に極軸望遠鏡を内蔵していますので(当たり前?)
極軸を回転させる事で完璧な光軸の調整ができます。
当たり前のようですが非常に重要な事で,ウォームホイールが高精度で
Pモーションが小さくても極軸望遠鏡の光軸が怪しければ台無しですからね。

デジカメでも最近の機種では,20~30分露出は当たり前ですし
今回のコンセプトである子午線越えの長時間露出には極軸望遠鏡の精度が
Pモーション以上に重要です。

この赤道儀はポーターブルとしてはちょっと重たいのですが
Pモーションは±3秒角程度と非常に高精度ですので
45インチカメラ+温存しているTP4415での長時間撮影に使う予定です。
もちろん観測所に据付てですが(笑)

下の写真は当機のウォームホイールと,ギヤです。
ホイール直径は135mmで,歯数180枚です。
全く遊びは無いのにウォーム軸はクルクルと滑らかに回ります。
さすが工業製品で,趣味用の機械とは一線を画すようです。価格もですが。

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