フランジタイプ フォーカサーの構造
フォーカッサーの構造について何件かお問い合わせがありましたので
簡単にご紹介いたします。
構造は両側の固定プレートと中央の可動プレートの3枚構成で
両側のプレートで3カ所に配置した高精度スクリューを挟む構造です。
スクリューの両側はベアリングで保持し適当な与圧をかけているので
前後及び回転方向のガタは皆無です。
その3個のスクリューをステッピングモーターで一括して回転させるので
スクリューにねじ込まれた可動ピースが移動し
それに接続された可動プレートが抜き差しされる仕掛けです。(可動範囲±4mm)
スクリューと可動ピースのねじ込み部は高精度に加工されており
遊びは無視できるレベルです。
左側の固定プレートは接眼部に,可動プレートはカメラに接続されます。
現在,写真の評価用の試作機で荷重試験等を行っていますが
平行して製品版も製作中です。製品には削り出しのカバーがつきます。
第一段としては,TOA150やFSQ106などの回転装置に直接取り付ける
M92-M72仕様で,タカハシの2種アダプタ[KP31003]部につきます。
(モーターは写真の評価版とは反対側につきます)
M92-M72仕様の販売価格は以下を予定しています。
・本体:56,000円
・コントローラー:12,000円(ASCOM対応)
また,小型のM43-M42仕様も発売を予定しており(こちらは4万円台を予定)
いずれも接続リング等は不要です。
さらに下の写真のようにフォーカッサー固定対応のアリガタも開発しています。
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