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2010年6月 1日 (火)

オートガイダーの性能比較

B10_06_01
もう10年以上も前から使い続けているお気に入りのPictor201XTは
最新のパソコンを使ったガイダーに比べ性能が劣るのか気になっていました。
最近StarLight Xpress製のSXVガイダーを入手したので
この機会にガイド性能の比較テストを行いました。

比較したのは以下の3機種です。条件を同じにするため全てタカハシの
H-40型ガイド鏡(D40mmF6)につけています。
2機種の比較時は残りの機種で評価しましたのでそれなりに定量的です。

 A:Atik-16IC+MaxImDLまたはAstorAtr
 B:Pictor201XT
 C:SXVガイダー+MaxImDLまたはAstorArt

たとえばAtik-16IC+MaxImDLまたはPictor201XT何れかでのガイド状況を
SXVガイダー+AstorArtで監視する方法でテストしましたが
顕著にわかるような差はありませんでした。

それぞれのオートガイダーやガイドソフトは補完処理で
CCDのチップサイズよりずっと小さいガイドを行っているようですが
差はわかりませんでした。

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高感度なCCDカメラとパソコンを使かったオートガイドは構図を変えても
新たなガイド星が見つかるのでほんとに便利です。ガイドマウントは全く不要です。
今回テストしたStarLight Xpress製のSXVガイダーは31.7mmのスリーブ
と同じ外径で驚く程の小型ながら感度はAtik-16ICと遜色ありませんでした。
メインの撮影用カメラとケーブル1本で繋げるので便利です。

一方,今回のテストでPictor201XTの性能と便利さも再認識しました。
パソコン不要で低消費電流。
Picor側と導入用アイピース側(倍率は約10倍)は光路を分割した上で
両者の光軸やピントを完全に固定しているので
アイピースでガイド星を導入すれば即オートガイドできます。
ガイドマウントは必要ですがこの便利さも捨てがたいです。

写真は左からAtik-16IC,Pictor201XT,SXVガイダーをつけた
タカハシH-40型ガイド鏡(一部改造)です。


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