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2011年7月

2011年7月26日 (火)

天文ハウストミタとの業務提携について

B11_07_26
これまで直接当社で受注しておりました自動導入改造のうち
タカハシ製品全般の改造につきましては
今後,業務提携先の天文ハウストミタでお受けすることになりました。
K-ASTECは開発~製造を行い
お客様との窓口業務や組込サービスは天文ハウストミタで行います。

天文ハウストミタは,充実した販売・サービス体制と
高橋製作所から技術認定を取得するなど,高い技術力を誇っていますので
天文ハウストミタとK-ASTECが共同体制をとることで,新製品の開発,製作と
納期短縮の両立を図るなど,さらなるお客様サービスの向上を目指します。

一例として,写真はEM-10,EM-200用自動導入モータードライブのAGS-1Xですが
これらの組込や赤道儀のオーバーホールは天文ハウストミタで行います。
現在,一部の商品は受注集中で在庫後れになっておりますが
早急に供給体制を充実し短納期でお納めできるよう努力します。

なお,タカハシ製以外の改造につきましては従来どおり
K-ASTECで直接受注いたします。


今後,天文ハウストミタで受注する商品は以下のとおりです。
・EM-10,EM-200のAGS-1Xによる自動導入改造及びオーバーホール
・EM-200のAGS-1S(B,Z)_BLDによる自動導入改造及びオーバーホール
・JシリーズのAGS-1S(B,Z)_BLDによる自動導入改造及びオーバーホール

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2011年7月25日 (月)

三脚仕様のMC-300赤道儀

B11_07_25
開発中の軽量三脚(PTP-3)にMC300赤道儀を搭載してみました。
このPTP-3の赤道儀取付部は,MC300専用ピラー脚と完全互換です。

重量は8.5kgとあまり重たくないので
組み立てたままでも車への積みおろしは苦にならないと思います。

MC300赤道儀以外は専用のアタッチメントが必要になりますが
今後Jシリーズ,EM-200,AXDを標準品として
また,MS-4用などを特注品として製作いたします。

なお,1台のみですが写真のPTP-3仕様のMC300赤道儀は一式で670,000円です。
(発売記念価格適応品,ピラー仕様は720,000円)


以下は台座部と高度調整部のアップです。
写真の高度調整ネジは特注です。標準品はスパナを使って回す方法となります。
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2011年7月20日 (水)

生まれかわる赤道儀

B11_07_201
久しぶりに赤道儀の再塗装を行いましたのでご紹介します。
今回は自動導入への改造に併せての塗装依頼ですが
これで20年以上前の赤道儀が機能,外観とも生まれかわりますね。

B11_07_202
今回の塗装は,1台はオリジナルのままでもう一台はライトグレーです。
色を変えるとまた違ったイメージになりそうですね。

塗装は専門の工場に外注しますので塗装費用に加え発送等の諸費用がかかります。
オーバーホール費用+塗装費用+諸費用となりますが
今回のEM-200の場合は上記全て含めると70,000円*ほどになります。
*バランスウエイトの塗装も含みます。
 また,塗装劣化の状況やサンドブラスト処理により少し変わります。

安価ではありませんが,愛着のある古い機材を塗装してまで大事に使い続ける。
これってエコですよね。

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2011年7月19日 (火)

はくちょう座の散光星雲-3

2011/07/19

・Atik-383L+ -15℃,10分露出の12枚コンポジット,ダーク,フラット補正なし
・ZuikoDigital 150mmF2開放,バーダーHαフィルター(7nm)
 クリックで1269×1681ピクセルに拡大表示


昨日は夕立も来ず,早い時間からスッキリ晴れていたので期待していたのですが
23時頃からは雲が多くなりました。
雲が通過したコマもありましたがもったいなかったので全コマ採用しています。

今回は,前回の「その-2」のほぼ真東を撮影していますが微妙に繋がりません。
γ星付近から撮り始めたのですが,それと「その-2」は重なり過ぎています。
計画性がなので重なりが多すぎたり足りなかったり。
モザイク化するテクニックはないのですが
どうせ撮るならもう少し撮影領域を決めてからスタートすべきでした。

マウント部などは組み立てたままなので,少し調整の余地があるようです。
(写真上部のピントが少し甘いようです)
課題もありますが,満月期の撮影としてはまずまずの成果でした。

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2011年7月17日 (日)

はくちょう座の散光星雲-その2

110718


・Atik-383L+ -15℃,10分露出の12枚コンポジット,ダーク,フラット補正なし
・ZuikoDigital 150mmF2開放,バーダーHαフィルター(7nm)
クリックで1269×1681ピクセルに拡大表示

先日アップしました,はくちょう座γ星付近を少し北側に振った領域です。
下端ギリギリにγ星が写っています。
メジャーなγ星付近から北に振った領域ですがこの当たりはガスが入り乱れています。

撮影した昨夜はほぼ満月でしたが
夏の月は南に居るのでこの方向のHa撮影ならあまり影響ないようです。

露出時間が長かったので下手な手荒い処理にも関わらずあまり荒れていないようです。
今夜は昨夜以上に良く晴れているのではくちょう座の散光星雲-3を撮影します。

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2011年7月12日 (火)

久々の撮影(はくちょう座γ星付近)

110712
・Atik-383L+ -15℃,10分露出の9枚コンポジット,ダーク,フラット補正なし
・ZuikoDigital 150mmF2開放,バーダーHαフィルター(7nm)
クリックで1269×1681ピクセルに拡大表示


九州北部も梅雨明けしましたが,まだお天気は安定しておらず
夕方からは強い雨でした。
それでも21時頃から晴れてきたので急いで準備しましたが
24時頃には曇が多くなりました。
実質2時間程の撮影ですが明るいレンズのおかげで何とか絵になりそうです。

撮影に使ったレンズは以前ご紹介したZuikoDigital 150mmF2です。
フォーカサーの作成なので,なかなか実戦配備できなかったのですが
やっと撮影できる目処が立ちました。

まだフォーカサーの調整ができていないので星像が肥大したところもありますが
次回は追い込んでみます。

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2011年7月 3日 (日)

トカラへ出張します

明日,7月4日から6日までトカラ列島へ出張します。
申し訳ありませんが,出張期間中はご連絡が取れませんのでよろしくお願いします。
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トカラ列島は一昨年の皆既日食で一躍有名になりましたが
今回はその中で,ミタカの60cmフォークが設置された中之島へ行きます。
このフォークは赤緯側がフリクションドライブなので特徴的なスタイルです。
真っ暗な空のもと,60cmで見る星々は素晴らしいでしょう。
おそらく日本一暗い環境に設置された大口径望遠鏡です。
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下の写真は島唯一の民宿ですがとてもよい雰囲気でした。
庭先でビールでも飲みながら星を見ることもできます。
鹿児島からフェリーで8時ほどなので星見ツアーに如何ですか?
島の温泉も最高ですよ。
B11_07_042
2006年の7月に日食観測地の下見に行ったときのものです。
結局上海に行くことなりましたが,どちらも残念な結果になってしまいましたね。

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