限界線観測の適地踏査
先日ご紹介しておりました金環日食限界線観測の適地踏査を行いました。
測量用の小型トランシットを用いて最大食時の方位角と高度の見当をつけます。
下の写真は「西九州日蝕観測同好会」の宿泊地から日食時の太陽方向を見た状態で
遠くに宮崎県最高峰の祖母山が見えます。
ここは月縁を考慮した北限界線より外(北)側なので部分食になると思われます。
ここを拠点として,南東方向の限界線付近や
さらに南東の限界線の内(南)側に部隊を配置する予定です。
ここがほぼ北限界線が通過している高校(現在廃校)のグラウンド。
ここは限界線から約3km南東方向の地点で金環食になる予想。
先日紹介したとおり,限界線の内(南)側は急峻な九州山地にかかります。
地元の人に紹介してもらった鏡山の頂上で,海抜は約900mです。
ここも押さえておきたいのですが早朝の移動にはちょっと厳しい山道でした。
観測地はなんとか決まりました。後は当日も写真のような好天になることを祈ります。
今朝(踏査の翌朝)は日食と同じ時間帯に
再確認しましたが日食当日にとっておきたい程の素晴らしい青空でした。
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