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2012年6月

2012年6月22日 (金)

SP赤道儀用M8-P.C.D.35アダプター

B12_06_22
多くの追加注文ありがとうございました。
当初の余剰と追加分を併せ30台を越えるご注文をいただきました。
あまりにも反響が大きかったのでさらに10個ほど余分に手配しております。
在庫限りですが引き続き受注いたしますのでよろしくお願いします。
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完売後も多くのお問い合わせをいただいておりますので
ご予約分のみ再生産する事としました。
受付は6月30日までで納品は7月末の予定です。価格等は変わりありません。

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SP赤道儀用M8-P.C.D.35アダプターは完売いたしました。
短期間に多くのご注文いただきありがとうございました。6/23 7:20追記

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SP-DX赤道儀は強度,追尾精度ともに高くて根強い人気商品です。
私が所有していた個体はタカハシのP-2と同程度(約±6秒)のPモーションでした。
P-2や90Sなどと同じくウォーム軸受けにベアリングを使っていないからでしょう。

ただ鏡筒取り付け部が特殊な形状となっているので
M8-P.C.D.35mm規格のアリミゾなどを取り付ける事ができません。

今回,DS45やDS65Nをご使用いただいているお客様からのご要望で
写真のアダプターを作成しましたが
10個ほど余剰がありますのでご希望の方はHPからご注文お願いします。

価格は,W1/4のステンレスネジ4本付属で送料込み4,000円です。
W1/4ネジだけでも700円近くしますので本体は2,800円ほどです。
再製作の予定はありませんので,なくなり次第終了とさせていただきます。

赤緯面ネジの微妙な偏角に対応しているのでアリミゾは真っ直ぐ取り付けられます。
 

既に確保分の半数ほどご注文いただいております。
早期に終了することになるかと思いますがよろしくお願いいたします。
2012.6.22日追記

残りが2個となりましたので,早ければ今夜にでも終了するかと思います。
メール受付順とさせていただきますのでよろしくお願いします。
2012.6.23 0:45追記

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2012年6月19日 (火)

GF50赤道儀の極軸望遠鏡調整について

GF50赤道儀はケンコー製の極軸望遠鏡を採用していますが
このタイプの極軸望遠鏡は極軸に対し独立して回転できるので
クランプフリーでも極軸が回転しない赤道儀には必須です。(スカイメモ等)
また,クランプフリーで極軸を回転できる赤道儀でも
鏡筒を大きく回す必要がないので便利です。(ビクセンGP等に移植した場合)

ただ,極軸望遠鏡が極軸内で回転するため(相対的な位置が変わるため)
1.極軸望遠鏡の機械的な回転軸とレチクルも含めた光学的な光軸が合致していること
2.1の状態の極軸望遠鏡が極軸に対して平行を保ったまま回転できること
  (両者の光軸が合致していること)が要求されます。

たとえば,1の状態でも極軸望遠鏡が極軸に対して傾いてねじ込まれていれば
意味がありませんよね。
 

ではどう調整するかと言うと
1は極軸望遠鏡を回転して,遠景に対してレチクルの中心が移動しないよう
レチクルを調整します。
2については通常は調整できず,極軸の加工精度に委ねる事になります。
極軸の外周と極軸望遠鏡接触面を同時に旋盤加工された極軸に
そのまま極軸望遠鏡をねじ込む場合,誤差は無視できるレベルです。
 
前置きが長くなりましたが,GF50の極軸望遠鏡は2も調整できる構造です。
極軸に直接固定していないのでこれが調整できないと本来の意味をなさないからです。

具体的な調整方法は
まず下の写真のように極軸望遠鏡を単体で180度回転させて
遠景に対してレチクルの中心が移動しないようレチクルの位置を調整します。
B12_06_191


次に,下の写真のようにGF50の極軸を固定します。
通常とは逆の状態でGF50本体を180度回転させて
遠景に対してレチクルの中心が移動しないよう調整します。
B12_06_192


その調整は極軸望遠鏡の接眼部側を固定している
GF50のリアパネルの位置を微調整して行います。
パネルを固定している4カ所のネジを少し緩めると
極軸に対して極軸望遠鏡の光軸を僅かに振ることができます。
B12_06_193


ここで紹介した1と2の調整は済ませて出荷しますが
海外遠征時などは念のために現地で確認~調整する事ができます。
GF50の極軸を固定する際は,GF50標準セット付属のジンバルや
クイックリリースプレートと三脚を使いますが
GF50とプレートを90度に固定するL字金具だけ別途必要です。
これはオプションとして3,000円で発売いたします。
(1と2の調整に必要な0.89mm,1.5mmの六角レンチもセット)

現在GF50赤道儀は協栄産業様で販売中です。

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2012年6月 7日 (木)

金星日面通過-その2

B12_06_063_2
今回の金星日面通過は,接食時に起きるとされている
ブラックドロップ現象(夕日が海に沈むとき海面とつながるのと同じように見える現象)と
オレオール現象(金星が全て太陽の前にかかる前(後)に金星の大気が光る現象)
を撮影するため15cm屈折を使い拡大撮影しました。

何れも金星の大気による現象とされていますが
最近ではブラックドロップ現象と金星の大気の因果関係は否定されたようです。
地球の大気や光学系の収差でそのように写るとのことで
私の写真でも明瞭なブラックドロップ現象は確認できません。

また,オレオール現象については全く確認できませんでした。
 

朝からほぼ快晴で,第二接触はほとんど雲の影響を受けなかったのですが
11時頃から薄雲に覆われてしまいました。
上記の現象は高度が高い第三接触時に狙っていたので少し残念です。

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2012年6月 6日 (水)

金星日面通過-その1

2012/06/06

福岡は朝から良く晴れています。
時折薄雲は通過しますが,第二接触頃はほとんど邪魔されませんでした。
速報として第二接触直後の写真をアップします。

B12_06_062_2


B12_06_061


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