« 2012年12月 | トップページ | 2013年2月 »

2013年1月

2013年1月26日 (土)

2例のポータブル赤道儀改造

お客様からのご依頼で2例のポータブル赤道儀の改造を行いました。
いずれも南半球でご使用されるためです。

130126_1_2
1例目はケンコーのスカイメモQです。
オリジナルはシンクロナスモーター駆動のため回転方向を変えられなかったので
モーターと駆動回路を換装し南半球でも使えるようにしました。
単三電池4本で20時間ほど駆動でき
極軸高度・方位調整装置も付けたので実用的なポータブル赤道儀となりました。

このモーターと駆動系の換装は28,000円で受注いたしております。


130126_2_2

次はスターベースオリジナルのスカイポートですが
オリジナルとは極軸の方向を逆向きにしたうえで
オリジナルのカメラ用プレート取付け部を利用して他社製の極軸望遠鏡を付けました。
写真にはありませんが暗視野照明装置もつくので高精度な据え付けができます。

この方法ではスカイポートに加工を行なう必要がなく
GF50と同じ方法で極軸と極望の光軸調整ができます。

北極星相当がない南天では極付近の暗い星で極軸を合わせることになるので
ポータブル赤道儀と言えども極軸望遠鏡は必須です。

|

2013年1月23日 (水)

PROMINAR500mmF5.6FL専用バンド

以前ご紹介しておりましたPROMINAR500mmF5.6FL専用のバンドが完成しました。
天体写真撮影に求められる確実な固定とアクセサリーの取付を可能としました。

バンドは上下両面とも同一形状でネジ加工も全く同じです。
アルカスイス規格のBENRO PL85などはそのまま取付できます。
(7箇所のタップのうち,中央1本のみがW1/4で他はM6です)

130123_1_2

130123_2_2

バンド上面には専用プレート経由で以下のアクセサリーが取付できます。
・小型ガイドシステムAプレート金具 
・タカハシ製ファインダー取り付金具

価格は以前のご案内から少しお安くなり13,000円で
ガイド鏡用及びファインダー用金具(ステンレス板製)は何れも2,000円です。
この商品は20台のみの限定生産品となります。

なお,鏡筒の回転を容易とするバンド締め付けボルトはオプションとして準備中です。

|

2013年1月21日 (月)

OFFICINA STELLARE社製品取扱い開始について

このたびイタリアOFFICINA STELLARE社製品の取扱いを開始することとなりました。

130121

同社は,興味深いアストロカメラを数多くラインナップしていますが
上の写真は最も小口径の20cmF3のアストロカメラ,VELOCE RH200です。

重さは約8.4kg,鏡筒長は約25cm(フードは含まず)なのでEM-200クラスの赤道儀にも
搭載できます。RH200で撮影したM45の写真です。

K-ASTECでは自社製のフォーカサーやアリガタアリミゾさらにガイドシステムなどの
鏡筒周りのアクセサリを標準装備して販売予定です。
RH200に専用フォーカサーを付けた基本仕様の場合,785,000円を予定しております。

現在,オプション開発用として手配中ですので入荷しましたら詳細を発表いたします。


また,上記以外のアストロカメラなども販売いたします。
一例として
・30cmF3のVELOCE RH300 OTAは約2,200,000円
・30cmF3.8のRILA300 OTAは約1,700,000円
・30cmF5.6のULTRA CRC300 OTAは約1,600,000円
で何れも基本仕様の価格です。

上記価格は参考用で,仕様や為替レートにより変わります。
詳細は別途お見積もりによります。
価格には輸入に関わる費用は全て含んでおりますが国内送料は別途必要です。
詳細は後日HPにアップいたします。
 
40cmF3.8のRILA400による作例写真をご紹介します。

|

2013年1月19日 (土)

GP-PFL再頒布のご案内

130119

写真で紹介した仕様は終了しました。
わずかですが電池のタイプを変更してご提供できますが
GP赤道儀用のみの対応となります。
ファインダーやガイドパックではご使用いただけませんのでよろしくお願いいたします。

2012.1.22追記
----------------------------------------------------------------

以前このブログで紹介しましたGP赤道儀用の極軸望遠鏡視野照明装置(GP-PFL)
採用するリチウム電池手配の関係で頒布を終了していましたが
今回40台分ほど確保できたので再頒布いたします。

超高輝度LEDと高容量のバックアップ用リチウム電池を組み合わせることで
10年以上連続で点灯します。
(電池容量と消費電流から求めた計算値に10倍のマージンを掛けた時間です)

今回は写真のようにタカハシの5×25ファインダー用も作ります。
ファインダーへは適当に接着していただく必要がありますが便利です。
暗視野照明装置のように電池切れや接触不良で悩まされることはありません。

ファインダー用は極望用とは電池の取付や基板の向きが逆ですので
「ファインダー用」と指定してください。
(ファインダーで使う場合は基板のパター部が前面に露出します。
絶縁されていないので取り扱いには充分に注意してください)
 

ご使用いただけるのはビクセンのGP赤道儀(GPガイドパックでも使用可)のみです。
(ガイドパックでのご使用はガイドパック用プレートを使用した場合に限ります)
タカハシの5×25のファインダー用はサイズ上は取付できますが
お客様で接着していただく必要があります。
前回お問い合わせの多かったGP-Dではご使用いただけません。
なお,基板の向きを変えるとMS-4でもご使用いただけます。
照明が壊れてお困りの方はお問い合わせください。

頒布価格やお求め方法は前回同様ですが
協栄産業大阪店でもお求めになれます。
頒布品の性格上取り扱い説明書などは付属いたしません。
今回は40台準備しましたが今回をもって終了いたします。

|

2013年1月 5日 (土)

2013年もよろしくお願いいたします

130105

写真は昨年ご好評をいただきました,小型赤道儀のカスタマイズ状況です。
カスタマイズと言っても基本的にはモータードライブの取付程度ですが
純正にはないスマートな取付方法と
駆動用の電源や極軸望遠鏡の照明まで取り込んだことろを評価いただきました。


何れの赤道儀も30年近く前に作られたものですが
大変優れた基本性能を誇っています。モータードライブやちょっとしたアイテムを
つけ加える事で大変実用的なポータブル赤道儀に生まれかわります。 

今年も引き続きこのようなカスタマイズを行って行きますのでよろしくお願いいたします。

 
ところで昨年受注生産の準備を行っていたポータブル赤道儀ですが
お客様から大きく分けて2タイプのご要望をいただいております。

ひとつは,いわゆるポータブル赤道の高精度タイプ。
200mm程度まで安心して撮影できるよう極軸望遠鏡の内蔵は必須。
スイッチONで直ぐ撮影できるよう電源も内蔵。
 
もうひとつはオートガイド撮影や自動導入もできる赤道儀の超小型判。

これらを両立できる方法はないかと模索していましたが
何れも中途半端な赤道儀となってしまいそうなので切り分ける事としました。

ポータブル赤道儀は以前ご案内したAG88をそのまま進め
超小型の自動導入赤道儀は別路線で検討いたします。

以下のようなイメージを目標としていますが実現には時間がかかりそうです。

130105_2_3


|

« 2012年12月 | トップページ | 2013年2月 »