2例のポータブル赤道儀改造
お客様からのご依頼で2例のポータブル赤道儀の改造を行いました。
いずれも南半球でご使用されるためです。
1例目はケンコーのスカイメモQです。
オリジナルはシンクロナスモーター駆動のため回転方向を変えられなかったので
モーターと駆動回路を換装し南半球でも使えるようにしました。
単三電池4本で20時間ほど駆動でき
極軸高度・方位調整装置も付けたので実用的なポータブル赤道儀となりました。
このモーターと駆動系の換装は28,000円で受注いたしております。
次はスターベースオリジナルのスカイポートですが
オリジナルとは極軸の方向を逆向きにしたうえで
オリジナルのカメラ用プレート取付け部を利用して他社製の極軸望遠鏡を付けました。
写真にはありませんが暗視野照明装置もつくので高精度な据え付けができます。
この方法ではスカイポートに加工を行なう必要がなく
GF50と同じ方法で極軸と極望の光軸調整ができます。
北極星相当がない南天では極付近の暗い星で極軸を合わせることになるので
ポータブル赤道儀と言えども極軸望遠鏡は必須です。
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