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2013年2月15日 (金)

VELOCE RH200について-1

B13_02_151

本日イタリアからVELOCE RH200が届きました。
最初に持った感じは,筒が極端に短いため(筒の部分は30cm弱)取り回しが容易です。
これなら移動観測でもあまり苦にならないでしょう。

この光学系は簡単に言えば,カメラ用のレフタイプの望遠レンズみたいなものです。
図の左半分はフードですから極端に短い鏡筒がご理解いただけると思います。

B13_02_153

これから数回に分けて紹介させていただきますが
まずはみなさんの一番の関心点かと思う光軸の調整機構です。

マニュアルにはこの光学系の調整は以下の2点と書かれています。

・主鏡の光軸調整
   実際の星を導入しピントを外した状態で副鏡の陰を主鏡に対して中心に持ってくる
・それと別に設けられた焦点面の傾き(スケアリング)の調整
   実写して四隅の星像を均一化する

下の写真の奥まった方が主鏡調整です。
通常の押し引きネジと違い,スプリングで押されているので調整は引きネジだけです。
120度ごとに3カ所設置されています。ちなみに主鏡は裏面反射鏡です。

その左上の一対の押し引きネジが焦点面の傾き調整です。
4カ所に設置され写真の四隅に合わせて調整できます。
赤の鏡筒に対して,黒いアルマイト部分の傾きを調整します。

B13_02_152


これは上位機種(RiLA600mmF3.8)ですがこれも主鏡調整はスプリングで押しています。

Rila600


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