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2013年3月16日 (土)

冷却CCDのセンサー傾き調整

B13_03_16

レーザーコリメーターを使い冷却CCDセンサー面の傾きを調整しました。
これは,昨年のCAMPで福岡から参加された方が発表された手法で
理にかなっていると感心しておりましたがやっと実践できました。

CAMPでのご紹介は鏡を使われていましたが
手元に丁度良いサイズのオプティカルフラットがあったので
これをCCDカメラのフランジ面に置いて調整しました。
鏡の場合は鏡を置いた時と外した時を交互に見比べる必要がありますが
オプティカルフラットの場合,フランジ面の反射とCCD面の反射を一緒に見られます。

詳しくはこちらのブログで動画で紹介されていますので
CCDチップの傾きが気になる方は一度調整されてみてはいかがでしょうか。

なお,今回ご紹介したStarlightXpress製の冷却CCDカメラは
調整機構を備えているので短時間で調整できます。

写真はCCDからの格子状の反射光がオプティカルフラットに写っている状態です。

(調整には光学調整用のレーザーを使うべきですが
故障したため手持ちのグリーンレーザーで行いました)

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