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2013年7月17日 (水)

最近の撮影スタイル

B13_07_181

このところ120mmのマクロレンズでの撮影を楽しんでいますが
写野が広いことと,5~6時間は放置撮影したいので
写真のようにドームの外に赤道儀を据え,別室から遠隔操作しています。


B13_07_172

このシステムで始めた頃はCCDカメラのウインドウガラスが曇っていましたが
フィルターホイールにドーム内の除湿された空気(湿度50~60%ほど)を送ることで
解消したようです。その後は1回も曇りません。
観賞魚用の安価なエアポンプで僅かな空気の流れを起こしているだけですが
効果は充分あるみたいです。

 


昨夜は天頂付近には薄雲があったので
自宅屋上からどの程度の低空(低緯度)まで写るのか試してみました。

B13_07_183

これはL画像で光軸調整などの良い標的となっている鉄塔が写っています。

 

B13_07_184

鉄塔をかわしてHαで撮ってみるとNGC6231付近のガスが写っています。
小高い山があるので,赤緯-47~48度が限度みたいです。

ちなみにNGC6231付近は南半球で見るとなかなか見応えがあります。

 

ところで,最初の写真がL画像だったので気づいたのですが
昨日アップした記事でフラットが合わなかったのは
フィルターがLになっていたのが原因のようです。

実際の空でフラットを撮りましたが,システムを組むとき
フィルターホイールにUSBケーブルを接続してしまったようです。
(このFFはUSBケーブルを接続すると基準位置に回転します)

気を取り直してまたトライしてみます。

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