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2013年9月25日 (水)

RZ250mmF4.5とSTX-16803の試写

B13_09_25

MAMIYA67用のカメラレンズは,冷却CCDカメラと組み合わせてナローバンド撮影を
楽しんでいましたが,これまでは殆どがフォーサーズの冷却CCDカメラでした。
67用レンズにこだわったのは,この記事で書いたように
いつかはラージフォーマットのCCDカメラと組み合わせたかったからです。


Ngc700_600x8
撮影データ:Z250mmF4.5,STX-16803,600S×8,Haフィルター使用
ダーク,フラット未処理


今回,ラージフォーマットの冷却CCDカメラ(SBIG製STX-16803)を入手できたので
念願の組み合わせでの撮影となりました。
フォーカサーもこの組み合わせに対応できるものが完成していました。

上の写真は満月下で撮影したものですが,カメラ付属の制御ソフト(CCDSoft)の
使い方も良く解らない状態での試写でした。セルフガイドもできていません。

リンクした以前の写真はKAF8300での撮影なので
北アメリカとペリカン星雲がやっとですが,16803ではγ星付近まで写っています。


16803は8300の6倍(面積で)ほどの大きさですが
写野再周辺部でも中央と殆ど同じ星像でしたので安心しました。


写野中心部のピクセル等倍

B13_09_25s_3
 

写野最周辺部のピクセル等倍

B13_09_25c


今回の試写で周辺まで満足行く星像が確認されたので
次回はきちんとダークやフラット補正を行ってみるつもりです。


未処理状態でしたので欠陥カラムに起因する黒い筋が残っています。
UTOさんがここで紹介された方法で除去してみましたが見事に消えました。
有益な情報を公開いただきありがとうございます。

B13_09_251

 


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