今朝のラブジョイ彗星
近日点通過前のアイソン彗星を捕らえるのは
今朝が最後のチャンスでしたが透明度が悪く撮影できませんでした。
高度が高いラブジョイ彗星は何とか撮れたのでアップします。
アイソン彗星はここへ来てバーストを起こしたとのことで
光度や尾の変化が著しいようです。
何とか無事に近日点を通過して雄大な尾を見せて欲しいものです。
2004年のリニア・ニート彗星やこの春のパンスターズ彗星など
何度となく海外遠征していますが,南半球で大化けしたマックノート彗星は
遠征のタイミングを逸してしまい悔しい思いをしました。
今回のアイソン彗星は同じ思いをしないよう
晴天率や透明度の良いところまで遠征する計画を立てています。
ところで,長らく欠品状態だったレボルビング装置が入荷しました。
度々のご紹介となりますが
尾が伸びた彗星は縦て構図で撮ることが多いと思います。
近日点通過後のアイソン彗星は高度が極めて低いので
地平線も写し込む構図となるでしょう。
そのような構図ではレボルビング装置の真価が発揮されます。
下の写真のようにドイツ式の小型赤道儀と組み合わせると
3軸全てのバランスがとれるのでフリークランプで操作できます。
そのことで各部の撓みを防げ,安定した追尾も可能となります。
バランスがとれないポータブル赤道儀と自由雲台で撮影する場合は
構図を決めてから撮影開始まで少し待つことになるようですが
彗星の撮影ではそのような余裕はありません。
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