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2014年1月26日 (日)

ビクセンVSD100F3.8のアクセサリー -1

B14_1_26


昨年末にビクセンから明るいアストロカメラ(VSD100F3.8)が発売されましたが
この鏡筒に冷却CCDカメラを装着するためのアクセサリなどを開発しています。

VSD100F3.8は(以降VSDと略)口径の割には高価ですが
敢えてこの鏡筒を導入される方は光学性能の高さはもちろんですが
その広いイメージサークルを求められているのでしょう。
ラージフォーマットの冷却CCDカメラでの広写野撮影を行われるためと思います。


写真はVSDとFLI の冷却CCDカメラ(ML16803とCFW4-5)を並べた状態ですが
鏡筒に対してカメラやフィルターホイールの大きさが際立ちます。

VSDのヘリコイドは大変滑らかですがさすがにこれだけのカメラを装着すると
少し不安です。
このようなシステムを構成する場合,遠隔でのピント合わせが一般的ですが
そうなるとクランプができないからです。

後ろに写っているのは同じヘリコイド仕様のFCT-76で
これにフルサイズ冷却CCDカメラを装着しています。
FCT-76のヘリコイドは撮影用としては強度不足ですが
この例のようにドローチューブを軽く保持するリングを併用すれば飛躍的に安定します。

別途β-SGRなどのフォーカサーを追加する場合は
ドローチューブのクランプを締めるので問題ないでしょうが
VSDは立派なヘリコイドが付いているのでそれを活かしてリモートで操作する際は
上記のような保持リングが必須でしょう。

写真の黒いリングは別の目的で作ったものですが
これと同じ外観でVSD専用の鏡筒バンドと光軸を合せる予定です。
ヘリコイドの場合,ラックギヤが無いのでシンプルなリングで保持できます。
また併せてヘリコイド専用のフォーカサーも検討中です。

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