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2014年2月11日 (火)

海外遠征用ポータブル赤道儀-3 オートガイド機能

B14_02_111

ポータブル赤道儀でオートガイドを行うことについては
賛否両論があるかと思いますが,私のところへのご要望が多いことは確かで
今後出荷するAMD-1はご要望によりオートガイド端子を付加しています。

そこで必要となるガイド鏡ですが,一般的にポータブル赤道儀では
300mm程度までが限度かと思います。
その場合,望遠鏡でガイド鏡と呼ばれるほどの大がかりなものは不要で
カメラ周りに簡単に取付られるコンパクトなガイド鏡が求めらます。


今回ご紹介するガイドシステムは小型のアルカスイスクランプで脱着できる
50mmのガイド鏡とQHY5LⅡの組み合わせです。
写真のようにカメラボディにつけた,縦横構図切り替え用プレートに固定できます。


B14_02_112


また,超小型のアルカスイスプレートをレボルビング装置に付けておけば
レボルビング装置でもガイドできます。


今回紹介するガイド鏡?は50mmのCマウントレンズですが
計測・制御装置メーカー製で星の写りは非常にシャープです。
F1.8開放ですが以下の写真のように恒星が綺麗な点で写ります。

Sp50mmguide


50mmで大丈夫?と心配されると思いますが
上のグラフは敢えて追尾精度の悪い赤道儀でテストした追尾状況です。
ガイドした後半はY軸が1目盛り(=ガイドカメラの1ピクセル=4μm)の
1/10程度に収まっているので300mm程度までなら余裕でガイドします。

というより,前半は±25秒ほどあったPモーションが1/20ほどになったと
見た方が解りやすいでしょうね。

本題がガイド鏡の話しにずれてしまいましたが
南半球に遠征すると,大マゼラン雲やη-カリーナ星雲など
望遠レンズで撮りたい対象がいくつもあります。
せっかく遠征したのだからキッチリとガイドした写真をものにしたいですよね。


この50mmレンズとガイドシステムについては追って詳しくご紹介いたします。

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