カメラレンズ用ガイドセット オプション
QHY5LⅡと50mmのCマウントレンズを使ったガイドセットは多くのご予約を
いただきありがとうございます。おかげ様で残り数量は僅かとなりました。
現在オプション類の整理を行っておりますので決まり次第個別にご案内します。
写真はEF100用のMFAにこのガイドセットをつけるためのプレートです。
MFA-EF100にはこのプレートを挟む事を考慮しスペーサーを挟んでいますが
スペーサーと入れ替えるだけでガイドカメラが搭載できます。
また先日ご紹介したウエイトシャフトにカメラをつけるプレートも準備しました。
何れも限定品のページにアップしています。
写真は50mmのレンズ用フードです。樹脂のケーブルキャップに手を入れただけですが
先端が絞られた高級フードみたいですね。これは標準付属します。
(このフードを標準付属としたのでヒーター付きフードはオプションとしました。
それに伴いセット価格を見直しております)
このガイドグラフ(ガイドしていませんが)は一枚目のスカイグラフの状況です。
このスカイグラフはモーター周りが壊れたジャンク品だったので
内蔵電池で駆動できるように改造しました。またオートガイド端子もつけています。
まだ赤径側の追尾が良くありませんが
ここで見ていただきたいのは赤い赤緯側のグラフです。
前半は極軸を合わせた状態で,後半は角度の15分ほど方位をずらした状態です。
グラフのY軸一目盛りがガイドカメラの1ピクセルに,X軸は約80秒に相当しますが
極軸を合わせた状態では,10分で0.5ピクセルほどずれています。
この程度の据え付けができれば赤径だけのガイドで200mm,10分ほどまでなら
完全な点像が得られるでしょう。(一眼レフカメラの場合)
極軸をずらした後半は10分経過後は2ピクセル以上ずれているので50mmが
やっとでしょう。(1ピクセルは角度の16秒ほどとなります)
赤径だけのガイドで意味があるか?との質問を受けますが
極軸を正確に合わせる事ができる赤道儀なら
300mm,5分ほどまでは何ら心配ないでしょうとお答えしています。
ちなみにスカイグラフの極軸合わせは北斗七星を見ながら行う
簡易方法で行っています。またパターンは初期型の古いままです。
なおこのガイドセットはPHDGuidingでのみでの使用を想定しています。
キャリブレーションの方法により
MaxImDLなどではご使用いただけない場合がありますのでご注意ください。
(対策としてフジノンの75mm高画質レンズも計画中です。詳細はお尋ねください)
掲載したPHDGuidingの追尾状況は2軸ガイドができる別の赤道儀で
キャリブレーションを行った後に対象赤道儀に付け替えています。
赤緯側のキャリブレーションを行わないとグラフは描かれません。
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