« RH200とTOA-150の星像比較 | トップページ | 海外遠征用ポータブル赤道儀-1 スイッチ取付位置について »

2014年2月 3日 (月)

アルカスイス規格のクランプ

B14_02_031

最近はレボルビング装置や小型ガイドシステムなど
カメラレンズでの撮影を対象とした製品を開発しています。
XY50シリーズもカメラレンズでの撮影用品ですね。

そのカメラ業界?では天文用で言うアリガタ・アリミゾは
クイックシューやクイックリリースクランプ・プレートなどと呼ばれ
上の写真のようなアルカスイス規格対応品が一般的です。

本家のARCA SWISS社製は驚くほど高価ですが
最近は安価な互換品が出回っていて重宝しています。

ただこれらのクランプは中央1本固定であったり
2本固定仕様でも間隔は望遠鏡で良く使われる35mm間隔ではありません。

B14_02_032

だったら適当な位置に穴加工すればよいのでは?と思いますが
殆どの製品の裏面は上の写真のように軽量化のため肉抜きされているので
加工が困難です。

そんななか最近見つけたのが写真手前のデスモンドクランプ(DAC-01)と
いう製品で,肉抜きされておらず追加のタップや穴加工ができます。


写真は35mm間隔でUNC1/4タップ(カメラネジ)を立てていますが
片側は水準器が埋め込まれていたので肉厚が小さくなります。
基本的には中央と片側17.5mmの位置での2点固定となりますが
それでも十分な固定強度です。

XY50Dに装着しましたがサイズ的にもジャストフィットします。

B14_02_033


実はXY50やXY50D専用のクランプを開発しておりましたが
このDAC-01は作りも良く締め付け強度も全く心配ありません。
価格は2,980円と非常に安価です。

XY50や50Dの他小型ガイドシステム用としても便利です。

専用で作った場合,数量が限られるためこのような低価格ではご提供できないので
この製品の使用をお勧めすることにしました。

底面にUNC1/4のタップを立てるだけですが
工作に自信が無い方は作業をお受けいたします。
加工費用と中央部固定用のUNC1/4皿ネジ1本で1,000円いただきますので
DAC-01を含めた価格は3,980円(送料は別途)です。


|

« RH200とTOA-150の星像比較 | トップページ | 海外遠征用ポータブル赤道儀-1 スイッチ取付位置について »

便利アイテム」カテゴリの記事