QHY5L-Ⅱ近況
K-ASTECでは以前からペンシルボーグをガイド鏡に使った
小型のガイドシステムを提唱してきましたが
微細ピクセルのQHY5LⅡ登場により,その方向性はさらに加速し
最近は50~100mmのCマウントレンズを標準とています。
写真のQHY5LⅡと75mmレンズとのセットは
手のひらに載るサイズでありながら500mmのカメラレンズでもガイドできます。
ガイド環境はここ数年で大きく様変わりしたようです。
セット品は75mmと100mmのレンズを準備していますが
小型の75mmの反響が大きいようです。
一式57,100円でガイド構成できるのも魅力のようですが
それ以上にコンパクトさでお選びいただいているようです。
採用しているCマウントレンズは鏡胴部が全て金属製で高級感があります。
最近のカメラレンズは殆どがプラスチック製になりましたが
これは銀塩時代のカメラレンズに通じる品質です。
ガイドカメラと高品質なレンズにサポートリング類まで含めてこの価格なので
これからガイド撮影を始める方には最適でしょう。
セットアップも至って簡単です。
ところでQHY5LⅡはピクセルサイズが小さいので
焦点距離の短いレンズでのガイドには大変有利ですが
オフアキガイドではその小ささが災いするケースがあります。
そのためオフアキ用としては推奨しておりませんでした
ご要望が多いのでピクセルサイズの大きなQHY5Ⅱをテストしています。
写真左がQHY5Ⅱでセンサーは1/2インチ,右がQHY5LⅡで1/3インチで
ピクセルサイズは 5.2µmと3.75µmです。
数字の上ではあまり差を感じませんが,写真でみると結構な差ですよね。
QHY5LⅡは天文ハウスTOMITA様から供給を受けていますが
おかげ様でK-ASTECとして既に150台ほど出荷しました。
QHYCCD社は次々に新製品を発表していますが
いち早く入手してレポートしますのでご期待ください。
現在QHY5LⅡはカラーも含め在庫を確保しております。
写真の75mmレンズセットなども含め即納できるのでよろしくお願いします。
| 固定リンク
「オートガイド/ガイドシステム」カテゴリの記事
- 撮影鏡とガイド鏡の焦点距離の関連について(2019.05.09)
- CCA-250などのオフアキシスガイド装置について(2018.09.14)
- 90S-GOTOでのFC100DLガイドテスト(2018.07.16)
- CAリングにオフアキを組み込む(2018.07.14)
- QHY5LⅡM専用 保持バンドSR31.7B3の再販について(2017.10.23)