テスト中のVELOCE RH300
納品前のVELOCE RH300の最終検査を行っています。
写真は国産の接眼部をつけて光軸の確認を行っているところです。
VELOCE RH300は30cm(開口径は314mm)F3のアストログラフですが
25kgと軽量で全長も短いので写真のようにMS-5にでも搭載できます。
数字の上ではEM-400やEM-500でも搭載できますが
現実的な運用を行うために,今回は中央光学のHG20赤道儀に搭載されます。
第1レンズ側から撮影していますが複雑な構造体が見えます。
これは最近発表されたRH250の構造説明にあるバッフルと同じものです。
このRH250の説明にある
「Spot size (@60 mm from axis) under 3.6 micron 」は大変気になりますね。
RH300は中心で6μm ,光軸から26mmの位置で12μmだから驚異的な値です。
ところで
OFFICINA STELLARE社のHPでηーカリーナ星雲の写真を見つけました。
RH200+STL11000Mで撮影された写真ですが
RH200は9kg程度なのでその気になれば南半球まで持って行けそうです。
もちろん預け入れですがイタリアから送られてくるのと同じ条件ですから。
それにしても昨日の写真とは大違いです。
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