ポータブル赤道儀で自動導入?
ポータブル赤道儀のガイド撮影に対しては賛否両論があるのでは?と
以前のブログに書きましたが,実際に小型ガイド機材(極軸のみの1軸ガイド)を
ご購入されたお客様は驚くほど綺麗な写真が撮れるようになったと喜ばれます。
ガイド撮影で得られた丸い星像を見てしまうと,ほんの少し星像が延びただけでも
満足できなくなるそうです。
極軸だけガイドすればPモーションは殆どキャンセルされますが
残念ながら1軸ガイドでは各部の撓みなどは取れず
中望遠レンズなどでは僅かに流れる場合もあります。
特に自由雲台の使用を強いられる場合はその影響が顕著なようです。
写真はそのような1軸ガイドではご満足いただけない客様へのご提案用で
2軸駆動化改造したスカイグラフ(試作中)です。
以下のようなタブレット端末を使えば理想的な2軸ガイドができますが
タブレットを使うならいっそのこと自動導入まで組み込もうかと話しています。
離れたところから別のパソコンで遠隔操作できるので快適でしょう。
ただ,ポータブル赤道儀でのガイド撮影までなら賛否両論レベルでしょうが
ここまでやると否定論だけになりそうですね。
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