RST-400赤道儀の剛性と滑らかさ

前回はRST-400赤道儀の概要をご説明しましたが
今日はその剛性と回転の滑らかさについて紹介します。
赤道儀の剛性を出すためには
軸は引っ張る方向,ハウジングは圧縮する方向の強い与圧をかけて
軸とハウジングが一体となって強度を出すベアリングレイアウトを採用します。
そのためには1対のテーパーローラーベアリングで保持するのが一般的ですが
ローラーベアリングは摩擦が大きいので軸の回転が重たくなる傾向を示します。
これに対して,RST-400の極軸や赤緯軸はアンギュラベアリングを採用しています。
アンギュラベアリングはスラスト力に耐えるボールベアリングなので
与圧による剛性と回転の滑らからを両立するためです。
その効果は表面上,クランプフリーでの回転が滑らかになる程度ですが
実は,静止摩擦が小さくなる事によるレスポンスの向上です。
静止状態から僅かな力で動き出すのでガイドのレスポンス(特に赤緯側)
向上に大きく寄与します。
なお,採用しているアンギュラベアリングは全て日本製でP5精度(JIS5級)です。
RST-400クラスに使用する標準精度のアンギュラベアリングは
1個1,500円程度ですが,P5クラスは標準精度の5~7倍ほども高価です。
今回紹介した剛性や滑らかさは文面では現せませんが
本日開催される「CANP'14」の会場に天文ハウスTOMITAさんが展示するので
参加される方は実際に触ってみて実感していただけると幸いです。
RST-400はPモーションも±2.5秒角を保証しますが
数値では表現できない剛性やレスポンスにもこだわっています。
そのため価格は956,000円と安価ではありませんが
価格に見合う性能をお約束します。
上記は赤道儀本体(7.9kgウエイト2個付属)のみの税込み価格です。
専用ピラー脚は140,400円です。
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