ポータブル赤道儀の自動導入改造
五藤光学製スカイグラフの自動導入改造が完成しました。
カメラレンズを装着した冷却CCDカメラでの撮影を想定しています。
自動導入の回路(MTS-3)を内蔵していますが,パソコンやオートガイド用の
コネクター類は全て金属製を採用し予期せぬトラブル要因を軽減しました。
また,南天の場合,極を示す3個の恒星は暗いので
極軸望遠鏡の視野照明はギリギリの調整ができるよう大きなツマミをつけています。
ポータブル赤道儀の場合,自動導入よりパソコンで遠隔操作ができるメリットが
大きいと思います。
ご依頼人は市販の赤道儀と2台体制で遠隔撮影されるとの事ですが
そうなるとも一方は極限までの軽量化が求められます。
ちなみに赤緯側に使った回転ステージは真鍮製のホイール(180T,M0.3)を
2個のボールベアリングで保持した構造で
これを極軸としてテストしたところ±5秒角ほどのPモーションでした。
赤緯体にはもったいないのですが他に適当なものがないので採用しています。
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