WOStar71 F4.9試写
昨夜は雲が多いながらも少し星が出ていたのでWOStar71 F4.9の試写を行いました。
カメラはEOS5DM2(IR改造)でISO400,60秒露出したCR2(SI7で現像)の生画像です。
(右下が最周辺,クリックで拡大)
紹介するのはフルサイズ最周辺のピクセル等倍画像ですが期待どおりの星像です。
マウント部に起因すると思われるスケアリング不良がありましたが
これは調整で解決するので一番良いところを掲載しました。
もちろん写野中央部の星像は大変良好です。
色収差についてもピント位置前後での色の出方から少ないと感じましたが
得られた写真を強調処理すると,特定の星の回りが異常に赤くなるようです。
上の写真の左下の星にも現れていますが,これについては後日調査します。
特記は周辺光量の豊富さです。
カメラマウントから対物レンズ側を見ると,口径食の少なさがわかりますが
得られた写真でも周辺減光は極僅かでした。
下の写真は対物側から撮ったものですが幾重もの遮光環が見えます。
さすがに無数は大げさですがざっと数えても25枚ほどありそうです。
安価な望遠鏡は遮光環を省略し,植毛紙などで代用しているようですが
コントラストに大きく影響すると思うので光学性能の一部でしょう。
特に野鳥など,昼間に撮影する対象では大きな効果が期待できそうです。
良く見ると間隔が詰まったところがありますが
4枚目と5枚目のレンズの間かも知れません。
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