AMD-2の駆動速度について
AMD-2の駆動速度については以前のブログで紹介しましたが
ガイド撮影用を想定しているので基本追尾速度は恒星時(理論恒星時)のみです。
恒星時駆動のみですが私は日食観測でも何ら問題ないと考えています。
両者の差は僅か0.3%なので,昼間に行う据え付け誤差の影響の方が
はるかに多いと思えるからです。
恒星時駆動以外はガイド用の0.5倍速と構図変更用の32倍速を備えています。
(32倍速はオプションのハンドコントローラーが必要)
この0.5倍と32倍速は,誤操作を防ぐ目的で切替えスイッチは付けていません。
単純に,どちらか操作した信号で駆動速度が変化しますが
余計な速度切替えスイッチがあると,切替えを忘れてキャリブレーションエラーに
なりかねませんからね。
それと,有線になりますがハンドコントローラーのケーブル(RJ11)は延長できます。
いちいち速度を切替えなくていいので離れた車内などから構図の変更も簡単です。
なお,32倍速側と0.5倍速側は同じインターフェースなので
どうしても手動ガイドを行いたい時はコントローラーを0.5倍速側に繋げば可能です。
逆に,32倍速側にガイドケーブルを繋げば
ガイド信号が正しくAMD-2に入っているかの確認テストに使えます。
最初の写真はMark-X極軸体をPTP-C2(試作品)に搭載しています。
XY65との組み合わも含めてベストマッチングではないでしょうか?
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