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2014年9月 5日 (金)

Mark-Xベースモデル フルカスタマイズのご案内

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先日紹介しましたAMD-2に,XY65や超軽量カーボン三脚などを加えた
Mark-Xベースモデル(MX-1)のフルカスタマズを準備中です。

カスタマイズ内容は,以前から行っているH-40赤道儀とほぼ同じですが
MX-1自体の加工は行っていません。

カスタマイズの内訳は以下のとおりです。
1.MX-1へのAMD-2の取付
2.MX-1専用のXY65の取付
3.PTP-Crabon三脚のセット
4.専用バランスシャフト,ウエイト(1000g)のセット
5.パノラマヘッドの取付

このカスタマイズは1回だけの受注製作となり
10月15日までご予約をいただき,11月中旬の納品予定です。

価格は1,2,3までの3点合わせて104,000円
1,2,3,4までの4点合わせて110,000円(送料は実費)です。
5は取りつけるパノラマヘッドの実費分をいただきます。

XY65はPTP-Carbon三脚専用なので,三脚を含まない場合は
AMD-2とXY50Dのセットとなります。その場合の価格は62,000円です。


先日のAMD-2紹介後に,何件かのお問合せをいただきましたが,おひと方は
「MX-1を持っているがこれを使って実用的なポータブル赤道儀に仕立てたい」
との事です。

H-40もですが,Mark-Xのベースモデルは大変素晴らしい赤道儀です。
これらの性能が最大に発揮されるようモーターや三脚などを組み合わせましたが
何れも理想のポータブル赤道儀として生まれ変わります。


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写真はAMD-2の内部です。
写真では切れていますが,上面(クランプの横)に照明の明るさ調整ボリュームが
左側には赤緯モーター用(将来用)のコネクターがついています。
極望の照明は必須ですが,南天での使用も想定し絞れば消えるようにしています。


なお,AMD-2の追尾速度は恒星時のみで太陽時や1/2恒星時には対応しません。
AMD-2はPICマイコンを使っていますが,ガイド撮影用として開発したので
敢えて不要と思われるインターフェースは設けていません。

なお,日食観測においては私自身の経験から恒星時追尾で何ら問題ないと
思っています。恒星時と太陽時の差は0.3%ほどですが,昼間の
極軸据え付け誤差が追尾に与える影響の方が遙かに大きいと考えるからです。


ところでMark-X(スカイメモ)用のXY65は緯度9~63度まで対応します。
以下の写真は高度を一番高くした状態ですが,大方の観測地なら対応します。

B14_09_053


初期ロットのXY65をご購入のお客さまへは大変お待たせしましたが
今回のロットで製作した専用の高度・方位調整ノブをお届けいたします。
11月頃になりますがよろしくお願いいたします。

既にXY65やPTP-Carbonをご購入いただいている方はお問合せください。
AMD-2などはセット価格相当でご提供させていただきます。


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