PTP-CarbonからPTP-C2へ
7月に再販をご連絡していましたPTP-Carbon三脚は
さらに大きな強度を手入れるため台座部の構造を大幅に変更しています。
それに伴い,当初9月末出荷開始予定でしたが12月末に変更させていただきました。
三脚の強度を評価する上では,撓みや振動(ブレ)などが大きな要素ですが
台座部の「ガタつき」も見逃せません。
初代PTP-Carbonではそれを排除するため,3ヶ所に押しネジを配置しました。
ただ赤道儀のクランプでもいえる事ですが
このような構造体を確実に固定する方法はスリ割り締め付け方式です。
XY50などでも採用していますが,ガタつきがなくなるだけでなく
固定する側とされる側が一体構造となるので強度が大幅に増します。
特に接続部にモーメント荷重がかる延長筒の併用時は大きなメリットです。
そこで製造メーカーに相談した結果
今回のロットからスリ割り固定式に変更できました。
同時に,肉厚やカーボン脚の固定部のサイズを大幅に大きくしています。
さらに開脚部金物へのカーボン筒の差し込み深さまで増しました。
この台座をマニシングセンターで無垢材から削り出すのですから高い技術力です。
これら台座部の仕様変更で初期のPTP-Carbonから
300gほど重量が増しますがそれでも1,600gほどです。
この重量アップはより大きいポータブル赤道儀や鏡筒が搭載できるように
強度を優先した結果とご理解いただけると幸いです。
下の写真を見ていただければ一目瞭然ですね。
構造が全く変わったので初代PTP-Crabonに対し,PTP-C2と呼ぶことにしました。
価格は変わりありませんが,台座部の構造を変えたので搭載できる赤道儀用の
範囲も拡大できる予定です。接続アダプター類も充実しますのでご期待ください。
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