改造で採用する自動導入コントローラーについて
SKY MAX赤道儀とEM-100赤道儀をFS2やMTS-3を使って自動導入改造した
例を紹介します。
従来の自動導入改造はAGSシリーズが主流でしたが
最近はLX-200コマンドやASCOMに対応したFS2やMTS-3が殆どです。
AGSシリーズを採用するのは,使用するモーターの高速特性やトルクの関係で
バイポーラ駆動のFS2やMTS-3では対応できない場合のみとしております。
AGSはユニポーラ駆動なのでバイポーラより高速特性が優れており
その事で大きな減速比を選定できるため
小型モーターでトルクが要求される場合に有利です。
限られたスペースで駆動系を入れ替える初代ATLUXや
小型モーターでないと交換できないNEW ATLUXで採用しています。
以下のEM-100などは外付けになるのでモーター選定に自由度がでます。
これらは今後特に指定が無い場合はFS2やMTS-3をご推奨しています。
なおEM-100やNJPなどは駆動系でのバックラッシュを排除するために
以下のようにベルトドライブも選択できます。
南北方向を僅かにアンバランスにすれば,赤緯側も赤径側と同じような
レスポンスを示すので安定したガイドが期待できます。
初代ATLUXなど,恒星での追尾確認を行う一部の改造では
悪天候で対応が遅れておりましたが徐々に解消しております。
納品遅れでご迷惑おかけしておりますが9月中にはお届けできる予定です。
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