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2014年9月 6日 (土)

スカイキャンサー赤道儀のカスタマイズについて

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ポータブル赤道儀の2軸ガイド関連記事が続きますが
本日はスカイキャンサーのカスタマイズについてご案内します。

昨日のMark-Xベースモデルは試作状態でしたが
こちらは既に受注分を製作しているので
AMD-2のハウジングは他のオリジナル製品と同じメッキ処理をしています。


スカイキャンサーのAMD-2(2軸電動駆動改造)も基本コンセプトは
昨日紹介したMark-Xと同じでケーブルの引き回しを最小限にすることです。
極軸望遠鏡の視野照明も別電源は使わずモーター電源から供給します。


これらを実現するため紹介する写真のように赤緯プレートの裏面に
駆動回路を配置しました。
やはり変?な位置ですが,こうすると,赤緯モーターは回路から直結
赤径モーターと照明装置は赤緯の回転分のみ余裕が必要ですがほぼ直結です。
ガイドカメラも10cmほどのガイドケーブルで接続できます。
さらに,Mark-Xと同じようにバランスシャフトにモバイルバッテリーを巻き付ければ
全てのケーブルの引き回しはなくなります。

QHY5LⅡと50~75mmのCマウントレンズでガイドすれば
駆動回路付近に取りつけたままでいいので,最終的に外部と接続するケーブルは
QHY5LⅡとパソコン間のUSBケーブルだけです。


ところで,昨夜紹介したMark-Xベースモデルのカスタマズは
一晩の内に6件ものご予約をいただき驚いています。

本日紹介分も駆動回路の取付位置は従来の常識?から外れていますが
実際に使ってみて不便と感じることを少しでも無くすようにした結果です。
昨夜のご予約はそれが認められたようで驚きとともに少しホッとしています。

遠征先で何本ものケーブル接続や
視野照明装置の電池切れなどでイライラした経験は誰しもお持ちでしょう。
ケーブルはまだしも,現地でモーターや極軸望遠鏡を後付するのは
手間がかかるだけでなく,それなりのリスクが増えてしまいます。


AMD-2関連はバラバラにご紹介していますが概ね以下のラインナップです。

赤道儀の改造を要せず製品として販売するもの(全て準備中)
・90S用AMD-2    
・SP/GP用AMD-2
・Mark-X用AMD-2(カスタマイズセット含む)

赤道儀の改造を要すもの(現在受注中,納期は約2ヶ月)
・スカイキャンサー2軸駆動改造
・P-2赤道儀2軸駆動改造


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