WO Star71 F4.9の広いイメージサークル
このところWO Star71関連の記事が集中していますが
今日は,13日の夜に試写した北アメリカ星雲付近のHa写真を紹介します。
(クリックで拡大。25%にリサイズ。レベル補正などは行っていますが
フラット処理や周辺減光補正は行っていません)
先日も冷却CCDで撮影した写真を紹介しましたが
マウント部でのケラレがあったのでマウントを作り直して撮影しました。
月が大きい時期なので早い時刻にL画像を,その後Haで撮影しています。
100%のL画像(ノーフィルター)はサイズが大きいのでここにアップしています。
(上のHaと同じ構図ですが上下が逆になっています)
撮影して驚いたのは,その広大なイメージサークルでフルサイズオーバーの
STX16803(約37mm角)のコーナーでも綺麗な星像で光量も豊富です。
試写では露出時間や撮影コマ数が少ないので
強引な強調処理を行っていますが殆ど周辺減光を感じません。
この鏡筒の周辺光量は,55φで90%と聞いていますが
STX16803(写野円52φ相当)での試写結果から間違いないでしょう。
PENTAX645Dでの撮影を想定した
ビクセンVSDでさえ55φで70%なのでそれを凌ぐ光量です。
私も含め,フラット処理が億劫な人には大変魅力的な鏡筒ですが
ここまで性能がいいと,より大きな口径を期待しますね。
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