赤道儀自動導入改造状況について-2
前回はビクセンATLUXの改造についてご案内しましたが
今回はタカハシEM-200についてです。
ご要望の多いJシリーズとEM-100については次回ご案内いたします。
今月から出荷するMTS-3を使ったEM-200の自動導入改造は
ATLUX改造と同じ小型モーターを採用した仕様なので(商品名MTS-3_EM200)
写真のように出っ張りのないスマートなパネルになりました。
パネル面にRS-232Cコネクターを配置していますが,電源(+12V)を供給するので
以前紹介したBluetoothモジュールを装着でき,PCとBluetoothで接続できます。
BluetoothでPCと接続した場合,EM-200のパネル面は
MTS-3,電源,オートガイドの3本のケーブル接続になります。
(ASCOM経由でガイドする場合はMTS-3と電源の2本のみです)
Bluetoothモジュールが出っ張るので,実運用ではモジュールは赤道儀に貼り付け
短いフラットケーブルで接続することになるかと思います。
(赤道儀から電源供給するので使用できるBluetoothモジュールは制限があります。
またフラットケーブルはオプションとして設定しています)
これに伴い,従来選択できたバックラッシュレス仕様(BLD改造)は現在受注分で
一旦終了いたしますが,引き続きご要望が多いので
次回のMTS-3入荷予定の2015年3月頃から再販する計画です。
(現状はAGS仕様のBLDユニットを流用してるのでMTS-3改造でも
パネル印刷はAGS用ですが来春のロットからMTS-3仕様に変更します。
Bluetoothモジュールへはケーブルで対応可能です)
EM-200のMTS-3改造費用は以下のとおりです。
なおMTS-3の確保数量の都合で,2014年分の受注は終了しています。
(50,000円高となりますがDynoStarX3仕様は納期1ヶ月です)
・標準仕様(MTS-3_EM200)143,000円(組み込み改造費用を含みます)
・BLD仕様(MTS-3_EM200BLD):168,000円(2015年からの新価格,改造込み)
表示は税込みで別途赤道儀返送用送料の実費が必要です。
何れもBluetooth対応ですが,Bluetoothモジュールは含みません。
ガイド撮影を想定した改造なのでトルクを優先した設計です。
そのため標準仕様,BLD仕様ともに導入速度は200倍速程度です。
改造後は実用に支障のない程度,極軸望鏡の視野が妨げられます。
MTS-3は2~3ヶ月毎に10台ほどのペースで入荷していますが
年内は来月入荷分で終りです。(この分までは全て予約で終了)
2015年前半の入荷は3月と5月頃になる見込みで(何れも各10台)
半年ほども先で申し訳ありませんがご予約は受け付けております。
(既に6~7件ほど予約が入っています)
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