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2014年10月12日 (日)

PROMINAR 500mmF5.6FL関連アクセサリーについて

B14_10_12


PROMINAR 500mmF5.6FLは色収差が極めて小さい事などから
高度な画像処理を行うハイアマチュアにも大変な人気ですが
初心者の方へも自信を持ってお薦めしています。

基本的にはカメラレンズなので,写真撮影が主な目的なら
像面を平均化するレデューサーやフラットナーさらにはカメラマウントなどが
不要で,面倒なバックフォーカスの調整なども要らないからです。


収差補正に有利なフローライトを使っても,眼視用の2(3)枚玉仕様では
フラットな写野は得られず高価なレデューサーなどが必要になるばかりか
画角の角まで良好な星像を得るにはそれなりの試写や調整が必要でしょう。

また,天体写真の撮影ではピントの微調整や保持も問題となりますが
PROMINARは良質なヘリコイド仕様のため
写真のようなフォーカサーを付ければ精密なピント合わせと保持ができます。
ドローチューブのクランプなども必要ないので
安定したピント合わせから撮影に移行できるのも大きなメリットでしょう。
さらには接眼部のガタつきによる周辺像劣化の心配もありません。


ここへきて,写真の2点バンドやフォーカサーは動きがまた活発になりました。

ここで何度か紹介した,WilliamOptics製WOStar71F4.9APOも高性能で
特にフルサイズ(37mm角のKAF-16803でも)の周辺まで優れた星像のうえ
周辺減光を感じないところは驚くばかりです。

この鏡筒もPROMINAR同様に
レデューサーなどの後付け光学系が不要な写真鏡なので
PROMINARかWOStar71F4.9APOにするかを悩まれるでしょうが
最終的にはKowaブランドのPROMINARを選択されているのかも知れません。


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