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2014年11月28日 (金)

QHY11 ε-180ED/130D用OAG-FWセット

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QHYCCDから新型のフィルターホイール(CFW2-M-US)が発売されましたが
このフィルターホイールは大変薄いので,フランジバックの短いQHY11と
組み合わせた場合,εなどの限られた光路長でもOAGが組み込めます。

ε-180EDや130DのバックフォーカスはM54ネジ込み部から56mmですが
写真のStarlightXpress製のOGAを組み込んだ場合でも
光路長は48mmなのでまだ8mmほど余裕があります。
その分を有効に活用するため,スケアリング調整プレートを組み込みました。
フィルターとウインドウ硝子の厚み分もここで調整できます。


写真は光路長や干渉を評価するために試作したものですが
製品では3箇所に工具レスで平行度を調整できる機構を付ける予定です。

反射望遠鏡の場合,斜鏡の傾きや回転でスケアリングズレが生じますが
斜鏡で微調整を行うのは難しいのでこの調整機構があると便利でしょう。

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こちらはQHY11のカメラ側です。
QHY11はフランジ面に対してCCDの平行は調整されているので
この部分でカメラを回転してもスケアリングズレは発生しません。

夏場の夕方など多湿な環境ではウインドウ硝子の曇りが心配されますが
エアパージ用ニップルも標準装備しています。
(パージ用のポンプはQHY11に付属します)


今回は既にご購入いただいたお客さまからの依頼で作成しました。
QHY11も含めたセット価格は712,000円でしたが
このところの急激な円安のため価格についてはお問合せください。

上記価格にはフィルターとガイドカメラは含まれていません。

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