ビクセンAP赤道儀関連オプションの開発状況
ビクセンAP赤道儀は先のブログで紹介したとおり
小型軽量の写真撮影用ポータブル赤道儀としても魅力的なので
各種オプションを開発していますが
本日紹介するのは実用性を追求したポータブル赤道儀を構成するパーツです。
ポータブル赤道儀と言えば「極軸体+自由雲台」のイメージが強いのですが
実際に撮影してみて,その使い辛さを実感した方は
オプションを付け加えて写真のようなドイツ型赤道儀を構成されているようです。
写真はAP赤道儀の赤径モーターモジュールに試作の赤緯プレート経由で
アルカスイスのパノラマ雲台とステンレスウエイトを付けた状態です。
カメラレンズで撮影される方には最適な構成と思います。
赤緯プレート,1kgステンレスウエイト,ステンレスシャフトの3セットで発売予定です。
(予定価格:12,000円,2015.1.20発売予定)
同じ写真ですが,オリジナルのモータードライブを組み込んだAP赤道儀と
カーボン三脚(PTP-C2)のセットも発売します。
こちらはSTAR BOOKは使わずに赤緯モーターモジュール+AMD-1N仕様です。
まだ空洞ですが,赤緯プレート内にAMD-1Nや極望の照明装置を組み込みます。
コストを抑える意味で他社製極軸望遠鏡(暗視野照明対応ですが明視野で使用)
をセットします。
写真の構成で,赤道儀が2.3kg(パノラマヘッド含む)バランスウエイトとシャフトが1.3kg
カーボン三脚が1.6kgなので,ウエイトも含めたトータルでも5.2kgと軽量です。
販売価格は,カーボン三脚付で159,000円,三脚なしは100,000円を予定しています。
(価格は税込み,パノラマヘッドは含まれません)
一般的な極軸体のみのポータブル赤道儀に,極軸望遠鏡や赤緯軸(ウエイト)
それに極軸高度方位調整装置を付ける思いをすれば大変リーズナブルでしょう。
もちろんですが1軸ガイド撮影も可能です。
また,AMD-2を組み込んだ2軸ガイド仕様やGOTO仕様もラインナップしますが
これら駆動モーターまでオリジナル仕様となるのは来春発売を予定しています。
| 固定リンク