AP赤道儀追尾テスト(赤緯軸での)
昨夜は少し晴れたのでAP赤道儀の追尾テストを行いました。
結果は±40秒ほどのピリオディックモーションが観測されたので
赤緯モーターモジュールを使った自動導入仕様のポータブル赤道儀化は
難しいようです。
赤緯側も極軸と同じパーツかと期待していましたが
赤緯モーターモジュールではあまりにも大きなモーションが発生するので
極軸側とは異なったウォーム軸が使われているようです。
ただ以下のはガイドした状態です。(途中の乱れは雲の通過などの影響)
ガイドさえすれば先日紹介した7cmF5(350mm)でも余裕で追尾できるので
ガイ前提と割り切れば良いのかも知れません。
仮にモーションが±10秒だとしても広角レンズ以外はガイドしますからね。
今回は2台の赤緯モーターモジュールを使ったので入れ替えてみましたが
ほぼ同じ結果でした。
2台ともモーションに影響するウォーム軸の与圧が小さかったので
調整してから後日再テストを行う予定ですが,劇的な効果は望めません。
AP赤道儀関連のオプションは,最初に紹介し極軸モーターモジュールを
ベースとした赤緯軸関連の3点セットと
他社製極軸望遠鏡の取付アダプターに限定されそうです。
参考用に同じ条件(QHY5LⅡ+75mmレンズ)で計測したモーションを添付します。
上段が手入れしたSP赤道儀,下段がEM-100赤道儀(MTS-3+ベルト駆動)です。
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