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2015年1月17日 (土)

90S赤道儀をPTP-C2へ搭載

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90S赤道儀に2軸ガイド対応のモーターAMD-2を取付られたお客様から
PTP-C2三脚に搭載できるか?とのご質問をいただきました。

三脚にかかる荷重は,赤道儀本体,鏡筒やカメラ,バランスウエイトの合計で
20kgほどになりますが,設計荷重の半分にも満たないので全く問題ありません。

ただ90S赤道儀には16~20cmクラスの鏡筒も搭載できますが
その場合は筒の大きさの観点から難しいでしょう。
写真のように10cmクラスまでの屈折望遠鏡を搭載する場合は問題ないので
PTP-C2は搭載する鏡筒が10cmクラス屈折までと判断してください。
90SはP-2用アダプターでPTP-C2へ搭載できます。


10cmクラスの鏡筒ならP-2赤道儀でも搭載できるので全体の重量や
(不動点から鏡筒までの距離の関係で90Sに比べウエイトが軽減できます)
見た目の美しさも含めP-2がお薦めです。
三脚の強度が高いので安定していますが
海外遠征(手荷物で運ぶ場合)の最大サイズになるでしょう。
因みにシンガポール航空はエコノミーでも30kgまで手荷物として預けられます。


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なお,EM-100も三脚接合部は90Sと同一形状ですが
90Sに比べ重心位置が高いことや,不動点から鏡筒までの距離が長いこと
(=大きなウエイトが必要)などから,PTP-C2での運用はお薦めできません。

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