PENTAX75ED用赤道儀
写真のPENTAX75ED用赤道儀は,PTP-C2三脚の記事でUPしましたが
その後,取付アダプターについて何件かのご質問をいただいています。
お正月休みのゆっくりした時期なので赤道儀の性能なども含め紹介いたします。
残念ながら構造上の問題で純正の三脚と併用するアダプターは
製作できませんが,赤道儀側をPTP-C2専用に改造するのは容易で
改造費用は10,000円ほどです。(改造後は純正三脚では使えなくなります)
この赤道儀は大変高い追尾精度を有しているので写真のようなポータブル
赤道儀として最適でしょう。私の個体は上のように±5秒角程度のモーションですが
殆どがアイドラーギヤ系の偏心による周期の短いものです。
P-2赤道儀同様に,極軸望遠鏡が覗き難い欠点がありますが
アングルファインダーなどを併用すれば解決できます。
因みに,PENTAX75ED用赤道儀のウォームホイールは147枚ですが
アイドラーギヤ比を,49:48系にすることで144枚系のAMD-1で駆動しています。
(147×48/49=144になります,実際のギヤは軸距離を稼ぐため49:96です)
今回のPENTAX75用やお問合せの多いタカハシのP型赤道儀用などの
モータードライブは申し訳ありませんが製作しておりません。
AMD-1やAMD-2で対応しているのは,タカハシH40
(スカイキャンサー,FC-50赤道儀も含む)P-2,90SそれにビクセンSP用のみです。
(MarkX用のAMD-2は開発が遅れていますが準備中です)
なお,色違いのPENTAX65用赤道儀は今回紹介する75用とは
ウォームホイールの材質などが異なっていますので精度は不明です。
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