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2015年1月10日 (土)

AP赤道儀の優れた内部構造

B15_01_101

小型赤道儀として魅力を感じているAP赤道儀ですが
今回はこの赤道儀の内部構造についてご紹介させていただきます。

この赤道儀はモジュール構造になっていますが,基本構造は同社の
初代ATLUXやNEW ATLUXなどのモーター内蔵機種と同じで
電動駆動部とクランプフリーで回転する構造体が独立しています。

上の写真と位置関係が異なりますが以下は内部構造のイメージ図です。


B15_01_102_3

AP赤道儀はモジュール構造なので,中心軸(極軸)が連結されていますが
その片側にウォームホイール/ウォーム軸から構成される電動駆動部
もう片側に中心軸(極軸)を固定するクランプ部で構成されています。
電動駆動部のハウジングは赤緯体に
クランプ部のハウジングは三脚にそれぞれ固定されています。

それぞれの中心軸はハウジングに対してボールベアリングで保持されているので
大変滑らかな回転ですが,この構造の最大のメリットは
ウォーム部とクランプ部が独立しているのでウォームホイールを横から押す
クランプ方式で発生する不具合がないことです。

一般的な小型赤道はホイールをクランプで横から押して固定するため
ハウジング内でホイールが僅かに移動しますが
この移動はクランプとウォームの噛み合い部との相対的な位置関係で
プラスになったりマイナスになったりするので大変厄介です。
上の図で言えば黄色いウォーム軸にホイールが近づいたり離れたりします。


AP赤道儀の回転部は全てベアリングを使用されていますが
(ここで言うベアリングはボールベアリングのことです)
その効果が最大限に活かされる配置と思います。
GP赤道儀に比べ高価と言われますが構造に見合う価格ではないでしょうか。

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