PENTAX75用AMD-1や改造受付の終了について
先日ご紹介しましたPENTAX75用のAMD-1やその組み込み改造は
多くのご注文をいただきありがとうございました。
特注した水晶発振子の数量に達しましたので受注を終了しました。
AMD-1は古い設計なので,赤道儀毎に水晶発振子を特注していますが
全てロジックICで構成しているため回路自体は3Vほどで動作します。
ステップアップの必要がなく,大型のステッピングモーターと組み合わせることで
内蔵の電池(単三電池3本)で20時間ほど駆動できます。
消費電流は4.5Vで50~60mAで,一般的なポータブル赤道儀の1/5ほどです。
その電池で点灯する,極軸望遠鏡の視野照明も組み込みました。
この赤道儀の赤緯体はどこからも指が入らない構造なので
LEDの取付と配線には苦労しましたがやはり内蔵は良いですね。
改造では,これにギヤカバーと極軸高度の微調整ネジがつきます。
全て改造すると5万円ほどの費用となりますが
所有する3台の赤道儀は2~3万円で入手した中古品です。
本体の倍ほどの改造費用ですがスイッチを入れるだけで
追尾するポータブル赤道儀になるのでその価値はあると思います。
3台ともPモーションは+10秒角をクリアーしているのでなおさらでしょう。
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