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2015年3月12日 (木)

小型赤道儀の2軸ガイドの方向性について

B15_03_121


このところデザガイドのメリットを紹介しているためか
小型赤道儀の2軸駆動化のお問合を以前に増していただくようになりました。

これまで,小型赤道儀での2軸ガイドについては
赤緯側の修正を三脚や極軸の高度調整で擬似的に行う方法を提案し
極近くでも何ら問題なくガイドできることを実証していますが
残念ながらデザガイド撮影においては不都合が確認されています。

小型赤道儀でも2軸ガイド撮影を望まれる方にとっては
デザガイド撮影は大変なインパクトと思いますが,それを実現できない
疑似的な赤緯修正による手法は取り止めることにしました。

デザガイド撮影を行うには,コストはかかりますが
上の写真のように本来あるべき赤緯軸をつける方法となります。

下の写真はオーストラリアでもテストした疑似的な赤緯修正装置をつけた
スカイグラフです。


B15_03_122

オーストリアではこの疑似赤緯修正方法でのデザガイドも試しましたが
下の写真は,通常の赤道儀(2軸モーター駆動化した90S赤道儀)で
デザガイド撮影中のモニター画面を撮ったものです。

上が赤緯,下が赤径のガイド状況(ガイドグラフ)です。

1枚目の露出終了後にデザで赤緯側を連続的に駆動している状況ですが
この例では約30秒間連続して駆動しています。
通常のガイド撮影では角度の「秒」オーダーの駆動ですが
それに対してデザリングでの構図ずらしは,撮影レンズの焦点距離によっては
角度の「度」オーダーに及ぶので,疑似的な赤緯修正の場合は
極軸を大きくずらす事や赤径にも影響を与えるなどの不都合がありました。

写真でお解りのとおり,赤緯側の構図をずらしているときでも赤径側は
ガイドを継続しています。


B15_03_123


今後,デザガイドはデジカメのカラーノイズや偽色をなくす方法として
一般化すると思います。そのためには優秀な赤緯駆動が必要ですが
小型赤道儀で実現するにはそれなりのコストがかかりそうです。


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