スタンドアローン構成
連日の好天も昨夜までだったようですが,昨夜は写真のようにAP赤道儀を
ベースにしたスタンドアローン自動導入とガイドのテストを行いました。
AP赤道儀は手動ユニットに外付けモーターで組んでいるので
写真の鏡筒なら問題なくガイドや自動導入ができる事を確認しています。
搭載したVSD100(4.5kg)とバンドやフルサイズのカメラなどで7kg弱ですが
モーターユニットを使わなAP経緯台の公表搭載荷重は8kgなので
機械的な強度はクリアーしています。
最近ダウンサイジングのご要望が多いようですが
10cm屈折で安定した運用ができる最軽量のシステムかも知れません。
オートガイドや自動導入もスタンドアローンなので
ウエイトや三脚,モバイルバッテリーなども含めた機材一式で16~17kgほどです。
個人的には鏡筒に対して赤道儀は一廻り大きいものを好みます。
たとえはNJPには運用の安定性を求めれば20cm反射クラスまでと思いますが
海外遠征の場合はやや無理をされるケースもあるでしょう。
AP赤道儀は同社のSP/GP系と異なる軸構造なので,荷重やクランプの位置で
ウォームの噛み合いが変わる事はなく紹介した鏡筒程度なら安定しています。
ウエイトだけ現地調達すれば12~13kgなのでエコノミーで充分運べる重さです。
ところで昨日紹介したマウントアダプターの犯人?がわかりました。
写真のように裏面からの固定ビスが長すぎ面で接触する部分を浮かせていました。
フライスでネジが接触する部分を加工して解決しています。(白く加工した部分)
そのさらに四隅の星像を改善するために寸法上は過剰なほど調整しましたが
四隅ともほぼ満足行く星像になりました。これは後日紹介します。
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