スーパーキャパシターで暗視野照明
先日のタイマーコントローラーに引き続き,LEDで色々遊んでいますが
極軸望遠鏡の暗視野照明について試してみたので紹介します。
明視野照明の場合は,僅かな明るさで充分なので
リチウム電池と高輝度LEDを組み合わせれば
実用上連続点灯が可能になることはこのブログで紹介しています。
(販売は全て終了しています)→AP赤道儀用は1,620円で販売中
連続点灯の発想は照明の消し忘れで,いざというときに困らないためですが
さすがに暗視野の場合,レチクルに刻まれたパターンを照らす必要があるので
10年オーダーの連続点灯は無理です。
そこで,必要時だけ点灯させ,消し忘れの心配がない照明装置を作ってみました。
ボタンスイッチを2~3秒ほど押して,スーパーキャパシターに充電し
そのエネルギーでLEDを点灯させるものです。
実験では10年ほど前に買った0.1Fのスーパーキャパシターを使いましたが
ボタンを2~3秒押せば,LEDは10分以上点灯するので実用上全く問題ありません。
ボタンを押していない時は電池を全く消費しないので
事実上電池交換が不要な照明装置です。
写真はスーパーキャパシターの充電効果がわかるよう
電池を外していますがこの状態で10分以上点灯します。
充電は電流を制限するために抵抗(実験で560Ω)を通しています。
スーパーキャパシターのC分と積分回路を形成するので
押しボタンスイッチを短めに押せばLEDは暗く,長めに押せば明るくなり
その状態を10分ほど保持します。
ボリュームで明るさを調整するよりずっと実用的と感じました。
私が電気に興味を持った頃は電解コンデンサーでも100μF台の容量でした。
コンデンサーの容量はピコファラッドかマイクロファラッドでしたが
スーパーキャパシターの登場でファラッド単位が使われるようになっており
最近では1,000Fとかのスーパーキャパシターも登場しています。
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