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2015年4月 9日 (木)

極望用アングルファインダー

B15_04_09

ポータブル赤道儀の場合は,極軸望遠鏡の位置が低いので覗きにくく
特にP-2赤道儀のようにアイポイントが短い機種では首が痛くなりますね。
視度調整もできないので,メガネをかけて覗くのでレンズに傷をつけそうです。


対策としてアングルファインダーをつけていることはここで紹介しましたが
2月にオーストラリアに同行した知人の依頼もあったのでまとめて製作しています。

カメラ用のアングルファインダー(程度の良い中古品)は多めに入手したため
現在P-2の2軸モーター改造をご予約いただいている方へご提供できます。
キャップに加工するため,改造時の取付になりますがご希望の方はご連絡ください。
北天では不要と思いますが,暗い星の配列で確認する南天では大変便利です。


P-2用は写真左側のオリンパス製がお薦めですが鏡像になります。
個人的には鏡像でもかまいませんが
正立像をご希望でしたら右のキャノン製がいいでしょう。
ただ,P-2にキャノン製をつけた場合,視野の周辺が少し蹴られてしまうので
視野が広くて倍率の高いオリンパスと比べると見劣りします。
視度調整幅もオリンパスが広く大変明瞭な見え味です。


それから,これらのアングルファインダーはH-40にも適合します。
H-40では正立像のキャノン製でも全視野明瞭に見えるのでお薦めです。
現在フルカスタマイズを実施中の方はご希望でしたら申し付けください。
P-2用同様にこれも十分な数量を確保しております。

オリンパス製は中古市場が高い上に改造が難しいので15,000円で
改造が容易なキャノン製は8,000円です。

オリンパス製は極望のキャップに固定されますが,キヤノン製は取り外しできます。
何れも適当なトルクで回転できます。

今回のご案内は準備したアングルファインダーの数量制限から
赤道儀の改造をお請けする(またはお請けしている)お客様を対象としていますが
アングルファインダーと極望のキャップをご支給いただければ改造します。
改造費用は,オリンパス製で8,000円,キャノン製で4,000円で
改造できるのは実績のある写真のもののみです。
管理の都合上,ご支給での改造は4月末日で終了させていただきます。

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