モーター駆動回路の赤緯面配置
赤緯プレートにモーター駆動回路などを集約するアイデアは
以前のスカイキャンサー2軸化のご案内時に説明していますが
回路を組み込むプレートの仕様を見直しました。
方針が決まらずご対応が遅れてしまいましたが
現在,改造をご予約いただいている方へのご確認として記載しています。
当初はEOS6Dなどのデジタル一眼レフカメラと
写真のQHY5LⅡMを使った小型ガイドセットとの並列同架で進めていましたが
サイズの大きいスタンドアローンガイダーの使用も考慮し
互いが干渉しないようプレートサイズの大きさを変更しました。
それに伴い,プレートの取付方法や赤緯モーターの配置も見直しています。
以前もご説明しましたが,ここに回路を配置するとケーブルの引き回しを
最小限に抑えられます。ガイドケーブルに至っては10cmほどですみます。
基本的には赤緯体に駆動回路を内蔵したEM-200などと同じですが
極軸望遠鏡の照明回路も含め全て集約できるので理想的でしょう。
一枚目の写真のようにウエイトシャフトにモバイルバッテリーをつければ
引き回すケーブルはガイド用のUSBケーブルだけです。
(写真のモバイル電池(3,000mAh,at3.7V)でも7時間ほど2軸ガイドできます)
一枚目の写真は60Daに比較的重たいレンズ(SIGMA18-35mm F1.8)を
つけていますが1kgのウエイトで充分です。
この状態(赤道儀,三脚,ウエイト,それにカメラなど全部)でも8kgなので
これなら組み立てたままで,絵になる前景のポイントまで移動できますね。
スタンドアローンのオートガイダーなら固定撮影感覚で移動できそうです。
(スタンドアローンの場合はカメラ専用ケーブルとガイドケーブルが必要です。
引き回しは逆に増えてしまいますがそれでも2本ですみます)
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