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2015年4月24日 (金)

AP赤道儀の自動導入化について

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AP赤道儀の自動導入化については多くのお問合せをいただいていますが
MTS-3の供給量や改造スケジュールの都合で年内のご対応は難しい状況です。
大変申し訳ありませんが新規の受付は来年となります。
なお,現在ご予約中のお客様へは新型MTS-3の出荷状況がわかり次第納期を
ご案内いたしますが,夏頃となる予定です。


AP赤道儀の自動導入改造方法については
MTS-3入荷状況の案内時に触れましたが
基本的には写真右の手動モジュールにモーター外付で進めています。

安定した導入とガイドのため,ウォームの噛み合いを最適に調整しますが
そのためにはトルクに余裕のあるモーターが必要になります。
サイズの都合で高価なハイブリッドモーターを採用しました。
先にご紹介したとおり,カーボン三脚やステンレスのウエイトそれに
他社製極望付で265,000円ほどを予定しています。


ただこの場合,赤道儀の改造も必要なのであまり多くは対応できません。
そのために来年からは,赤道儀は改造せずに
お客様で自動導入化できるキット形式の商品も販売予定です。

写真左の両軸ともに赤緯モーターモジュールで構成したAP赤道儀専用になりまが
こちらは80,000円ほどでの販売を予定しています。
トータルでは,スターブックONE仕様で構成した場合より5万円ほどのアップです。
(接続キットの詳細は後日紹介します)

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・写真の改造仕様はギヤがむき出しですが商品にはギヤカバーがつきます。

・改造仕様では,Bluetoothモジュールの取付や配線の引き回しを考慮して
 MTS-3,PC,ガイド,電源の各種接続コネクターはウエイトシャフト付け根部
 (上の赤道儀で銀色のリングがついた部位)に配置します。

・改造仕様の場合は,写真のようにBluetoothモジュールを赤緯体内に内蔵した
 ワイヤレス専用も対応できます。

・キット仕様の場合でもケーブルを通すために,樹脂カバーの爪がかかる
 部分を切断する必要があります。(写真のリボンケーブルが通った部分)

・新型のMTS-3はディスプレイがつくのでメニューでAPやEM-200などと
 登録しておけば1台のMTS-3で複数の赤道儀を駆動できます。

・自動導入なしの2軸ガイド仕様については後日紹介いたします。


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