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2015年5月21日 (木)

フォーク赤道儀の干渉検証

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昨日据え付けた片持ちフォーク赤道儀は,短い鏡筒ならどこに向けても
赤道儀と干渉しないので,昨夜は思いっきりリモートで振ってみました。

南の地平線下や極付近など,いかなる方向へ向けても安心です。
極軸や赤緯軸が一方向に何回転も回るような導入操作を繰り返せば
ケーブルは絡みますが普通はそんなことはしませんよね。
高価なカメラレンズや冷却CCDカメラをぶつける心配がないのは
精神衛生上大変良いです。


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ただ赤道儀と鏡筒の干渉はどこがクリティカルになるか
実機で確認すると改善の余地が見えてきます。
写真は500mmのレンズ(フードなしの状態)をつけていますが
このレンズが南北方向を1回転しても干渉しない限界です。
写真のアームの補強リブの形状を見直せば少し余裕がでます。


B15_05_212

またカメラのコネクター位置も重要です。
この場合,カメラの回転(回転でコネクターの位置が変わる)方向によっては
ケーブルを赤道儀に引っかけてしまいますね。


今回のフォーク赤道儀は主にハーモニックドライブの適応性と
フォークの強度を確認するための試作品です。
そのためフォーク部の肉抜きなども省いていますが
今回の評価結果を2号機に反映するつもりです。

小型のフォーク赤道儀は,搭載するレンズやカメラが限定されますが
リモート撮影においては,それに見合うだけのメリットがありそうです。


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