赤道儀の入れ替え
自宅屋上の赤道儀を五藤光学のMX-ⅡからRST-400に入れ替えました。
MX-Ⅱは同社の12.5cm屈折や,21cm反射用の赤道儀で
タカハシの16cm反射用システム160(NJPの前身)より一廻り大きいです。
しっかりした作りで特に極軸体は重たくここだけで23kgもあります。
(赤緯体も含めた赤道儀の重さは36kg)
入れ替えはリモート操作のテスト(習得)が主な目的ですが
MX-Ⅱの赤緯軸はガイド性能があまりよくなかったことも理由のひとつです。
一番の原因はウォームホイールが小さい事ですが(約90φ,150T:M0.6)
テーパーローラーベアリングで支えた赤緯軸が短い事も相まって
モーメント荷重がかかると動き始めるのに大きなトルクが必要です。
そのためガイド性能はあまり良くありません。
特に以前は通常の赤道儀同様に
赤緯を駆動しない時はモーター電流を遮断していましたが
そうすると赤道儀側からの反動でモーターが引き戻される症状がありました。
常に電流を流すようにしてから改善されていますが
テーパーローラーベアリング保持では限界かも知れません。
入れ替え後のRST-400ですが,赤道儀自体が10kg以上軽い上に
MX-Ⅱに比べて不動点から鏡筒までの距離が短いのでウエイトも軽くなります。
併せて20kgほど軽くなっています。
昼間は良く晴れていましたが,夜は雲が広がったのでファーストライトは次回に
なりました。備忘禄も兼ねて記事にしています。
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