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2015年6月19日 (金)

EM-100のインターフェースパネル

B15_06_192

赤道儀側に設置するインターフェースパネルについては度々紹介していますが
今回は新設計のEM-100パネルです。

従来仕様でもモーターケーブルの一括化やガイドポートも配備していましたが
新仕様ではパソコン接続用のRS-232Cも取り込みました。
ご要望の多い,Bluetoothモジュールに対応するので無線接続も可能です。

EM-100は6,7月で4台改造しますが,パネル類は10台分ほどまとめて作りました。
残りの4~5台は来年以降受注予定で,これをもってEM-100の改造は終了します。
(今回の改造費用は,コントローラーにMTS-3,ベルトドライブ仕様で
118,000円ですが,来年以降は新型のMTS-3移行に伴い改定予定です)

EM-100の改造は来年予約分も含め全て終了いたしました。(2015.6.29追記)


EM-100は’EM’の名がついていますが基本構造はP-2や90S,NJPなどと同じです。
赤径モーターを内蔵したので’EM’がつけられたと思いますが
本来はモーター外付けの設計です。
鋳物のハウジングは質実剛健で,ウォームギヤの保持が滑り軸受けなので
コロ軸受け(ボールベアリングなど)を使った機種に比べ追尾精度が高いようです。
過去に実測した個体は全て±5秒角ほどの追尾精度でした。
以下に一例を示します。(Y軸1目盛りは約10秒角)


Em100_5


EM-100は10cm屈折+重量級の冷却CCDカメラを搭載できます。
本体の重さは10kgほどなので,重たい機材を敬遠される方に丁度良いでしょう。
 


B15_06_193

 
こちらは重さ3.5kgの自動導入仕様AP赤道儀(試作改造品)です。
以前ご紹介しましたがウエイトシャフト部にインターフェースパネルを設置しました。
試作ではRS-232Cは取り込んでいませんがパネル面に小型のコネクターを
赤緯ハウジング内にはBluetoothモジュール接続用のD-Sub9Pinを配置します。

外付けモーターですがモーター配線はハウジング内を通してインターフェース
パネルに導いています。

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